サイゾーウーマンコラム『おちょやん』ドラマより外道だった夫 コラム 『おちょやん』解説 『おちょやん』杉咲花演じる千代の“鬱展開”は史実よりマシ!? ドラマより救いがない夫・渋谷の外道っぷり 2021/04/24 17:00 堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト) テレビ 「役者は生活破たん者であったほうが良い」という戯言 浪花は渋谷から「お前が一番大事で、一番頼りにしている(だから無理をかけてすまん)」と言われ、それを信じようとしていたのだと思われます。「よくだました」の後に、「よくぶってくださいました」、つまり手を上げられていたとも浪花は自伝に書いていますから。 しかし、渋谷は浪花ではなく、九重京子を最終的に選んだ、ということですね。ちなみに渋谷にいわせれば、「極論すれば喜劇役者と喜劇作者は生活破たん者であったほうが良いとまで思っている」(日経新聞「私の履歴書」)のだそうです。 「生活破たん者」とまではいいませんが、そして苦労を芸のコヤシにするという考え方は今でもありますが、渋谷天外の外道っぷりには、ちょっと納得しづらいものがありますよね。 ▼『おちょやん』解説▼ 『おちょやん』成田凌演じる「天海天海」の史実がひどすぎる! 不倫妊娠だけじゃないヒロインへの裏切り現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの千代は、喜劇女優の浪花千栄子さんをモデルとしていて、浪花さんの自伝『水のように』(朝日新聞出版)に登場する人々や逸...サイゾーウーマン2021.04.22 NHK『おちょやん』、篠原涼子の女将は「異常者」だった!? 本当は怖い“芝居茶屋”の児童虐待ぶり現在放送中のNHK連続テレビ小説『おちょやん』。ヒロインの実父を演じるトータス松本がなにかとネット上で叩かれ、朝ドラ史上“最悪の父親”となりつつある一方で、ヒロインを支える...サイゾーウーマン2021.03.12 朝ドラ『おちょやん』、原作NGになった「ヤバすぎる」ストーリーとは!? NHKヒロインの「ドス黒い」人生国民的ドラマといわれるNHKの連続テレビ小説、通称「朝ドラ」。ヒロインがさまざまざな苦難にめげず成長していく物語が根幹にあるドラマが大半だが、どうやら次期朝ドラはきな臭いよ...サイゾーウーマン2020.11.21 前のページ1234 堀江宏樹(作家・歴史エッセイスト) 1977年、大阪府生まれ。作家・歴史エッセイスト。早稲田大学第一文学部フランス文学科卒業。日本・世界を問わず歴史のおもしろさを拾い上げる作風で幅広いファン層をもつ。著書に『偉人の年収』(イースト・プレス)、『眠れなくなるほど怖い世界史』(三笠書房)など。最新刊は『日本史 不適切にもほどがある話』(三笠書房)。 記事一覧 X:@horiehiroki 原案監修をつとめるマンガが無料公開中。「La maquilleuse(ラ・マキユーズ)~ヴェルサイユの化粧師~」 最新刊は『本当は怖い江戸徳川史』(三笠書房) 最終更新:2021/04/24 17:00 楽天 連続テレビ小説 おちょやん 完全版 Blu-ray BOX2【Blu-ray】 この時代から男の外道は「芸の肥やし」で認められてきた絶望よ 関連記事 『おちょやん』成田凌演じる「天海天海」の史実がひどすぎる! 不倫妊娠だけじゃないヒロインへの裏切り『おちょやん』井川遥演じた「女優・高城百合子」の事実にびっくり! ドラマでは描けない悲劇の亡命NHK『おちょやん』、篠原涼子の女将は「異常者」だった!? 本当は怖い“芝居茶屋”の児童虐待ぶり朝ドラ『おちょやん』、ヒロイン実父・テルヲをめぐり炎上連発! トータス松本の“毒父”ぶりは「絶対悪」か「庶民の普通」か?『おちょやん』トータス松本の「児童虐待」ぶりに批判噴出! 浪花千栄子の実父「激ヤバ」ぶりを暴く 次の記事 研ナオコの“脱力動画”が話題 >