サイゾーウーマンコラム妊娠10カ月で離婚、婚活パーティーで再婚 コラム 「2回目だからこそのしあわせ〜わたしたちの再婚物語」第2回 夫の浮気で妊娠10カ月のときに離婚、現夫と出会ったのは「再婚希望者限定」の婚活パーティーだった 2021/04/24 11:00 上條まゆみ 離婚インタビュー再婚 いざというときに支えてくれる人がいる安心感 実はけんかをして、「別れる」と言いだすのは決まって夫。お金がらみで言い合いをしたときなど、美加子さんは深い意味があって言ったわけではなくても、夫は「人格を否定された」と怒る。そして、「どうせ美加子は、俺のことなんか好きじゃないんだろ」とすねる。「前の結婚でのトラウマがあるのかもしれませんね……」と、美加子さん。 「『もう別れる!』と夫が言うので、私が冷静に『こんな小さなことで別れていいの?』となだめて仲直り。その繰り返しで、ここまでやってきました。私、けっこう粘り強いんです(笑)」 さすがに最近、「別れる、別れない」をめぐるけんかはなくなった。 再婚してよかったのは、いざというときに支えてくれる人がいるという安心感が得られたことだ。数年前、美加子さんは仕事に悩み、心療内科に通うほど追い詰められていた。でも、それを「熱血漢」である夫には、なかなか打ち明けられずにいた。「甘えている」と、叱られてしまうのではないかと思っていたのだ。 「年に1回、夫婦で旅行に行くんですけど、そのとき思い切って話したんです。『弱い私を認めてもらえないんじゃないかと思って言えなかったけど、仕事がつらくて休んでいる。辞めようと思っている』って。そうしたら、思いがけなく『気づいてあげられなくて、ごめんな』と言ってくれて。ああ、つらいときは甘えて大丈夫なんだ、って、すごくほっとしました。直接、手助けしてもらえなかったとしても、そばにいてくれるだけで全然違う」 温かい家庭を手に入れて、それを日々慈しみながら、いま美加子さんは心おだやかに生きている。 「実はまだ籍は入れていなくて、事実婚なんです。息子が20歳になったら、私から逆プロポーズしようと思っています」 (上條まゆみ) 前のページ123 最終更新:2021/04/24 11:00 楽天 子連れ再婚を考えたときに読む本 婚活パーティーにも希望があった 関連記事 離婚後すぐ、結婚相談所で再婚を決めた47歳女性の理由「息子に連鎖させたくなかった」と語るワケ「24年前、男性用の抱っこひもはなかった」「別れても一緒に子どもを育てる」離婚を取材するライターが語る、子育てと社会の変化「元夫には再婚してほしい」子どもを連れ去られ、共同親権運動を行うシングルマザーが今思うこと「給料が少ない」と偽っていた夫、子どもが生まれてから超クレーマーな本性があらわに!【アラフォー婚活まんが】35歳からの戦歴~相席居酒屋、婚活パーティーで見たリアル 次の記事 宮迫、吉本芸人から白い目!? >