ストレスと緊張で急な腹痛……会議を欠席したら上司が激怒! 36歳女性、“下痢止め”を飲まずに体質を改善した方法
「おなかを壊すのが怖くて、長時間電車に乗れない……」「緊張すると、すぐおなかが痛くなる!」
このように、つらい下痢の症状に悩んでる方は結構多いのではないでしょうか? 薬局やドラッグストアで下痢止めの薬が簡単に手に入るので、“その場しのぎ”で服用した方もいるでしょう。しかし、できれば薬に頼らず、体質から改善できたらうれしいですよね。
そこで今回は、下痢体質に悩むある女性の経験談をもとに、あんしん漢方(オンラインAI漢方)の薬剤師・白倉みか先生に改善方法を教えてもらいました。
1.新しい部署で「だらしがない」とささやかれ……会社員のつらい悩み
今回ご紹介するのは、下痢の症状に悩む会社員・麻耶さん(仮名)36歳のエピソードです。
「朝の通勤電車で急におなかが痛くなり、途中下車してトイレに駆け込むこともあるほど、普段から下痢に悩まされています。先週はそのせいで出社時間に間に合わず、3回も会社を遅刻。しかし、理由を聞かれても『下痢のせいで遅れました』とは恥ずかしくて言えず、言葉を濁していると、部署内で『だらしがない』とささやかれるように……。実は新年度が始まり、新しい部署に移ったばかりでした。新たな気持ちでやる気に満ちあふれていただけに、早々に悪いイメージがついてしまい、とても悲しいです」
麻耶さんはほかにも、下痢のせいでつらい思いをしたといいます。
「この間、今の部署に移ってから初めての会議に参加するはずが、始まる前に腹痛を感じてトイレから出られなくなり、結局欠席してしまったんです。私は、緊張するとすぐにおなかが痛くなるタイプなのですが、このときだって『下痢でした』なんて言えるわけもなく……。さすがに上司も激怒していましたが、怒られたストレスでさらにおなかが痛くなり、もう散々でした」
そんな経験もあり、薬局に行って下痢止めの薬を買って常備し、症状が出そうなときに飲んでいたという麻耶さん。「薬を飲めば、おなかの痛みは治まります。『なんだ、もっと早く薬に頼ればよかった!』なんて、初めのうちは思っていました」と言います。
しかし、どうしても“その場しのぎ”になってしまうため、また別の日には腹痛が……。そのたびに下痢止めを飲んでいたため、次第に“別の不安”を感じ始めたそうです。
「こんなに頻繁に薬を飲んでいて、そのうち効かなくなるのでは? と不安になりました。副作用も心配ですし、よくよく考えたら、排泄物を出さないようにするって、あまり体によくない気がして……。下痢を止めるのではなく、下痢になりにくい体質に変える方法ってないんでしょうか?」
下痢の症状に悩まない生活を送るためには、一体どうしたらよいのでしょうか? それではここから、原因と改善方法についてご紹介していきます。