つまり、ジャニーさんがすごいってこと?

中居正広は「細やかなテクニックが優秀」、若手ジャニーズは「どんぐりの背比べ」!? テレビマンがMCスキルを評価!

2021/04/14 13:00
村上春虎

中居のMCは何がすごい?

「冠番組を見ても、『パパジャニWEST』(テレビ朝日系)や『それSnow Manにやらせて下さい』(TBS系)のように、仕切り役や司会を立てなくても成立してしまうことが多い。『パパジャニ』は天の声としてずん・飯尾和樹が“カズキくん”として登場、『それスノ』は11歳の子役“ゆさぴょん”こと矢崎由紗が天の声を担当。実質、天の声が番組を回しているので、MC力もつけたくてもつけようがありません」(放送作家)

 一方の中居は、1993年10月、NHKの音楽番組『アイドルオンステージ』の司会を務めたり、翌94年10月からは『OH!エルくらぶ』(テレビ朝日系)で司会陣の1人として活躍。96年には初冠番組『中居くん温泉』(日本テレビ系)が始まるなど、順調にMC業のスキルを固めていった。

 しかし、中居のMCは結局のところ、何がすごいのだろうか? 同じ司会者でいえば、ダウンタウン・ 松本人志のように一言つぶやいて落とすタイプや、出演者と激しい会話リレーを交わしながら盛り上げていく明石家さんまの姿はわかりやすいが、中居の特徴は見えにくい。

「中居もそうした先輩から影響を受けたと話していますが、彼は自らポジションを下げていって、出演者と程よく脱線するタイプ。予定調和になりすぎないよう、あえて踏み外すことを心がけているといえます。ちなみに、先日20周年を迎えた司会番組『ザ!世界仰天ニュース』(日本テレビ系)は、過去の使い回しVTRが多く、ネタの枯渇が目立ちますが、それでも視聴者が離れない。それは、同じくMCの笑福亭鶴瓶と中居の絡みや、ゲストとのやりとりを見たいという気持ちが視聴者にあるのでしょう」(同)

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