中村倫也主演『珈琲いかがでしょう』ヒットに至った“3つの理由”! 「私もコーヒー淹れてもらいたい」絶賛相次ぐ
4月5日、テレビ東京の新連続ドラマ枠「ドラマプレミア23」で、中村倫也主演の『珈琲いかがでしょう』が放送を開始した。テレ東見逃し配信で過去最高視聴回数を記録するなど、好評を博している。
漫画家・コナリミサト氏の同名漫画をドラマ化した同作は、店主・青山(中村)が心を込めた珈琲を淹れながら、人生に傷つく人たちの心を癒やすという“幸せを運ぶ”移動珈琲屋を舞台にした物語。 初回視聴率は深夜帯でありながら、世帯3.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)を記録。放送翌日、「ネットもテレ東」「TVer」での見逃し配信では、合計再生数が1日で58万回を突破し、これは同局番組の過去最高記録となっている。
ドラマ方面に詳しいテレビライターは同作のヒットについて、3つの理由があると分析。その1つ目は、原作者のコナリ氏が生み出す世界観にヒントがあるという。
「コナリ氏は、黒木華主演ドラマで中村も出演者の1人だった『凪のお暇』(TBS系)の原作も手がけている人物。ストレスフルな現代人のための癒やしを、絶妙なタッチで描く漫画家で、20〜30代の女性層から高い支持を得ています。今回のドラマもやはり“癒やし”がテーマになっています」(同)
2つ目は、放送が「テレ東の深夜帯であること」(同)。この放送枠は、「こうしたまったり楽しむことができるドラマがヒットしやすい傾向にある。月曜深夜というのも、週初めで疲れている層に受け入れられやすい」(同)とのこと。
そしてヒットの最大要因といえる3つ目は、主演に中村を起用したことだという。
「そもそも原作ファンの間では、以前から、『主人公が中村倫也っぽい』と話題になっていたそう。期待を裏切らないキャスティングで、原作ファンを味方につけたのは大きかったですね。中村は洗練されつつも、どこか人をホッとさせるような優しい雰囲気を持ち、いい意味で、“ゆるさ”がある俳優。くどくもなく、わざとらしくもなく、やりすぎない軽妙な演技で、店主・青山をうまく演じていると思います」(同)
SNSで、同作の評判を見てみると、「原作ファンの思いが届いたキャスティング」「私も中村倫也にコーヒー淹れてもらいたい」など、主に中村への称賛が目立つが、内容についても「漫画の再現度が高くて感動」「毎週見る」など評判が良い。
本ドラマがシリーズ化されるようであれば、中村の代表作の一つとなるかもしれない。 今後の視聴率推移や評判を見守りたい。