サイゾーウーマンコラム“中学受験”に見る親と子の姿中学受験、“卒母”のアドバイスに要注意!? コラム “中学受験”に見る親と子の姿 中学受験、“卒母”のアドバイスに要注意!? 「K女子なんて、一生後悔するわよ!」娘の熱望校を全否定され…… 2021/04/11 16:00 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) “中学受験”に見る親と子の姿 「正直、うっとおしかった」中学受験を経て、いま思うこと 結局、由佳さんの娘は現在、K女子で充実のスクールライフを満喫中。受験から3年たつらしいが、由佳さんと真理さんは、表面上、今も会えば立ち話をする仲ではあるそうだ。 「あの頃は、正直、真理さんがうっとおしくて、お付き合いをやめたかったんですが、同じマンションなので、スパッと断ち切ることもできず、余計な心労が増えただけの気がします。要は、私自身が大人になりきれてなくて、誰かに依存し、不安解消をしようとして招いた結果。つまり、自業自得ですね……」 母にとって、中学受験は「心配の連続」である。同じ境遇の者同士、慰め合ったり、また、経験者のアドバイスが欲しくなったりするものではある。しかし、だからこそ、そういう気持ちになったならば、この言葉を思い出してほしい。 「信じるな 疑うな 確かめよ」 これは、ヨガの考え方で、かみくだくと「物事は簡単に信じてもダメ、頭から疑ってもダメ、自分の目で確かめて判断することが大事だから、自分が『体験』したことだけを大切にせよ」という意味。 たいていの不安は「確かな情報」が解決する。もし、何かの迷いが生じた場合、それが学校のことであれば、直接その学校に。勉強方法のことであれば、受験のプロである塾に相談に行くのが肝要であるのは言うまでもない。 前のページ123 鳥居りんこ(受験カウンセラー、教育・子育てアドバイザー) エッセイスト、教育・子育てアドバイザー、受験カウンセラー、介護アドバイザー。我が子と二人三脚で中学受験に挑んだ実体験をもとにした『偏差値30からの中学受験シリーズ』(学研)などで知られ、長年、中学受験の取材し続けている。その他、子育て、夫婦関係、介護など、特に女性を悩ませる問題について執筆活動を展開。 記事一覧 湘南オバちゃんクラブ 最終更新:2021/04/11 16:00 楽天 カンペキ中学受験2022 誰かに寄りかかりたい、その気持ちも痛いほどわかります 関連記事 中学受験塾に洗脳されていた私……「T学園に入りたいのは、僕じゃなくてママ」息子の涙に目が覚めて中学受験で「特進選抜コース」合格も、3カ月で落ちこぼれたワケ……「入学前にスマホデビューがいけなかった」中学受験ブームに流され、3年間で400万円課金! 「なのに入学先は偏差値48校」「公立でよかった」母の言えない本音中学受験、第1志望の大学付属に「不合格」特待合格狙いも「失敗」……それでも「やって良かった」と母が語るワケ“中学受験恐怖症”になった娘……1月校含め“5連敗”、母が後悔する「言ってはいけなかった」一言 次の記事 良い子だった息子の部屋でみた信じられない光景 >