V6・井ノ原快彦、「苦悩とはまた違う」と解散発表の裏側を激白! 「僕らが苦しいとかつらいことではない」と語る
V6の年長組である20th Century(坂本昌行・長野博・井ノ原快彦)がパーソナリティを務めるラジオ番組『V6 Next Generation』(JFN系)。新型コロナウイルスの影響により、昨年からリモート収録を続けてきたが、4月3日放送回では1年ぶりに3人がスタジオに集結した。V6といえば、今年11月1日付で解散することを先日発表したが、この日はリスナーからのお便りの数々を紹介。解散を公表した際の心境などを振り返った。
V6は1995年11月1日にCDデビュー。ジャニーズ事務所の説明によると、昨年のデビュー25周年に向けて6人で話し合いを重ねる中、森田剛が「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」と申し出たという。その結果、「この6人でなければV6ではない」との決断に至ったことが発表された。
解散の一報を受け、『V6 Next Generation』には多数のメッセージが寄せられたとか。「ここまで続けてくれてありがとうございました。まだ受け止めきれないし、信じられない気持ちでいっぱいですが、なんとかして受け止めたいです」「今は悲しくて寂しい気持ちでいっぱいなので、涙がとめどなくあふれます。苦しい。息がうまくできない。V6が大好きです」など、“V6愛”を伝えるお便りを次々と読み上げていった。
また、中には「私たちファンの見えないところで、どれだけ悩んで考えていたんだろう。どれだけ苦しかったんだろう。無理していたんだろう……」と考えて涙が出てしまったというリスナーも。「何かを打ち明ける前、言えずにいる時間ってすごくモヤモヤして嫌な時間ですよね。これまでそれを微塵も感じさせなかったV6はプロフェッショナルだなとしみじみ感じました」とメンバーの振る舞いを称えていた。
これに対し、井ノ原は「いろいろね、考えてくれてありがとうございます」とお礼の言葉を述べつつも、「こうやって考えさせちゃったんだなと思うとね、可哀想だったなと思うんだけども」と吐露。坂本は「(解散発表にあたって)文章を発表する際に、6人でどういう言葉が皆さんにとって……悲しませてしまうのは事実だけども、それをどういうふうに僕らが言葉で伝えたほうがいいのか、結構時間かけましたもんね」と、裏側を明かした。続けて井ノ原は、
「いわゆるその、打ち合わせみたいなことではなく。『あれだけ話したらもう、打ち合わせ必要ない』なんていう感じで。実際の言葉になって出てきたわけなんですけども。別にこう、『無理していた』とか、『苦しかった』とかっていうふうに(リスナーは)言ってくださってるけども。そういう後ろ向きなというか、苦悩とかそういうこととはまたちょっと違う。これ、25年間、ジャニーズでアイドルグループをやってる人にしかわからないとは思う。説明の仕方がちょっと難しい」
と、激白。一方でジャニーズ事務所は、SMAPが2016年末をもって解散し、嵐は昨年末で活動休止、TOKIOが今年3月末にメインボーカル・長瀬智也が退所し、3人体制となった。なお、先輩グループの少年隊もグループの形は残っているものの、錦織一清と植草克秀は昨年末に退所済みだ。ここ5~6年でジャニーズグループに大きな変動があったためか、長野は「グループが違うとまた違うもんね。同じ10年、15年だとしても、グループ内での雰囲気とか考え方違うから。それってもうそのグループでしかわからないよね」とコメント。
井ノ原は、「俺らはほかのグループのことはわからないし。俺たちの25年がわからないように、ほかのグループの10周年とかも俺はわからないし。またバンドをやっているグループとかも違うつながりがあるし。だからね、本当にこれだけは申し訳ないんだけど。俺たちにしかわからないけれども、“こんな思いをしなくてもいいよ”ってぐらい。僕らが苦しいとかつらいってことではないということだけは伝えておきましょう」と、リスナーの気持ちに寄り添っていた。
ちなみに、オープニングではこの4月で『V6 Next Generation』が26年目を迎え、坂本は今年50歳になるという話の流れから、井ノ原が「かけてるメガネ、なんのメガネなんですか?」と、坂本に質問。すると、本人は「リーディンググラスです」と、“老眼鏡”の別名で答えたが、「老眼鏡ってやつ?」(井ノ原)と確認され、食い気味に「違う、違う。リーディンググラスです」と、横文字で強調していた。
さらに、エンディングトークでも井ノ原は「(坂本が)今まで伊達メガネしてることはよくあった。こっちから見ると眼鏡の向こう側がなんかぼんやりデカくなってる」と、見慣れないメガネについてイジったが、坂本は「向こう側が大事なんだよ。君から見ると向こう側がボヤけてるかもしれないけど、俺からはね、クリアに見えてる」と、現状を解説。
“名言風”の表現に、井ノ原が「すっごい深いね! 意味深だよ、それ! めちゃめちゃ意味深だよ!」と感心すると、長野は「目デカいとか、(外国人タレントの)ケント・デリカットさん思い出しちゃう。よくやってたよね、ネタでね」と、笑っていたのだった。
V6の解散後も、トニセンの3人は活動を継続していく。同ラジオでは、これからも飾らないトークを聞かせてほしいものだ。