綾瀬はるか『天国と地獄』トップ完走、香取慎吾『アノニマス』は今期ワースト! 1月期ドラマ視聴率ランク
2021年の1月期ドラマ(民放、午後8~10時台)が放送を終え、全12作品のうち平均視聴率でトップに輝いたのは、綾瀬はるかが主演を務めた日曜劇場『天国と地獄 ~サイコな2人~』(TBS系)だった。刑事(綾瀬)とサイコパスな殺人鬼(高橋一生)の魂が入れ替わるという奇想天外な設定や2人の演技が話題になり、全話2ケタで完走。全10話の平均視聴率は15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)をマークした。
首位の『天国と地獄』は脚本家・森下佳子氏が手掛けたオリジナルストーリーで、初回から16.8%と好発進。以降は13~14%を行き来しつつ、SNS上ではストーリーの考察合戦も盛り上がることに。第9話では16.5%に跳ね上がり、最終回は自己最高の20.1%でフィニッシュ。今期のドラマで唯一の20%台を獲得した。
2位は、上川隆也主演の『遺留捜査』(テレビ朝日系)で、全10話の平均は11.8%。同作は、上川演じる風変わりな刑事・糸村聡が、事件現場に残された遺留品をもとに、被害者の“想い”や事件の“真相”をたどっていく物語。2011年に第1シーズンがスタートし、今年で10周年の節目を迎えた人気ドラマだ。今クールの第6シーズンは、糸村らが所属する京都府警捜査一課特別捜査対策室に、若手刑事・沖田悟役で戸塚純貴が新加入。初回視聴率は11.6%で、その後も11~12%と安定した数字を誇り、平均視聴率ランキングでベスト2位に食い込んだ。
3位は、上白石萌音主演の『オー!マイ・ボス!恋は別冊で』(TBS系)。全10話の平均は11.6%だった。こちらは、ファッション雑誌の編集部で働くことになった主人公・鈴木奈未(上白石)が、ドSな鬼編集長・宝来麗子(菜々緒)に振り回されながらも、仕事や恋に奮闘していく姿を描いたラブコメディ。Kis-My-Ft2・玉森裕太は、奈未と偶然出会う“子犬系男子”のイケメンカメラマン・宝来潤之介を演じ、多くの視聴者を胸キュンさせた。ストーリーが進むにつれて、奈未に思いを寄せるクールな先輩編集者・中沢涼太(間宮祥太朗)の人気も上昇。
SNS上には「『ボス恋』で玉森くんにハマった」「『ボス恋』から玉森くんのファンになり、今ではキスマイ全員が大好き。ファンクラブにも入った」といった“ボス恋出の玉森担”が出現する一方、「『ボス恋』で間宮くんにハマり、過去の出演作を見始めた」「中沢先輩がカッコよくて、間宮さんの虜になった」と、間宮ファンも急増したようだ。
また、同作は上白石&佐藤健が共演し、昨年1月期に放送されたラブコメディ『恋はつづくよどこまでも』(同)のスタッフが再集結したことも放送前から注目を集め、初回は11.4%を記録し、2話からも1ケタに落ちることなく10~11%を維持。第9話は12.0%と自己最高を更新した後、最終回ではこれを超える13.2%で、有終の美を飾った。