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[再掲]コラム

益若つばさ、『プレバト!!』古着リメイクで「0点」の衝撃! 芸能人ファッションブランドの「勝ち組/負け組」は?

2021/03/26 21:21
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman

 逆に失敗に終わったタレントブランドの方が珍しくありません。篠田麻里子さんの「ricori」、佐々木希さんの「Cotton Cloud」は開始後早々に廃止されています。タレントとしての人気も知名度も決して低くない両人ですが、ブランドということになるとそれだけでは通用しないということがわかります。

 ファッションブランドというのは、結局のところ、洋服や服飾雑貨という「物」を売っているのです。人気タレントが手掛けることは、ブランド開始時の客寄せにはなりますが、一度買った客がリピーターになるかどうかはまた別で、「物」が良くなければ決して売れません。これまで早々に消え去った多くのタレントブランドは、そこに課題を抱えていたと言えます。

 また、タレントブランドが長続きしないのは、別の要因もあります。タレント自身が起こすスキャンダルの影響が直撃してしまうことです。以前、覚せい剤使用で逮捕された酒井法子さんのブランド「ピーピーリコリノ(PP rikorino)」は、売れ行きが絶好調とは聞きませんでしたが、絶不調だとも聞きませんでした。恐らく継続は可能な状況にあったと推測されるものの、逮捕されてすぐにブランドは廃止されています。タレントも人間ですので、スキャンダルを起こす可能性が0%ということは絶対にありません。どんなに品行方正で人間性が優れていても、長い人生のうちに1回くらいはスキャンダルを起こす可能性があります。タレントブランドもしかりですが、イメージキャラクターやモデルに起用したブランドもその影響をモロに受けるため、タレントの起用には慎重になっているブランドも業界には存在するのです。

 タレントブランドは、消費者やメディアの話題を集めやすいのは確か。しかし、アパレル業界の方向性や生産基盤を左右するほどの経済規模や存在感ではないというのが、業界内部から見た感触です。
(南充浩)

最終更新:2021/03/26 21:21
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