『ボス恋』『恋つづ』に続けるか? 川口春奈、TBS火曜ドラマ『着飾る恋』主演に重大なプレッシャー!?
ここ最近、“恋愛ドラマ”を続けて放送し、好評を博しているTBS火曜午後10時枠。この人気枠で、4月期から放送されるのが川口春奈主演の『着飾る恋には理由があって』だ。川口といえば、2013年の主演ドラマ『夫のカノジョ』(TBS系)で、テレビ東京を除く「21世紀のゴールデン・プライム帯民放ドラマの最低視聴率」(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)を更新(当時)するなど、低視聴率クイーンと呼ばれた過去がある。今作で、その不名誉な称号を払拭できるのだろうか。
TBS火曜ドラマ枠では、今年1月期に、上白石萌音主演の『オー!マイ・ ボス!恋は別冊で』を放送。視聴率は全話オール2ケタを記録するなど、スマッシュヒットを記録した。
「この枠が注目され始めたのは、昨年1月期の上白石主演『恋はつづくよどこまでも』がきっかけです。佐藤健演じるドS医師が女性視聴者のハートをわしづかみにし、最終回で視聴率15.4%を記録するなど、ちょっとしたブームに。続く7月期の多部未華子主演『私の家政夫ナギサさん』も勢いに乗り、最終回はなんと19.6%の高視聴率を獲得しました」(芸能ライター)
9月放送の松岡茉優主演の『おカネの切れ目が恋のはじまり』も、相手役である三浦春馬さんの死去により、全4話となったものの、全話平均10.8%の2ケタ視聴率を達成。10月期の『この恋あたためますか』は、新人の森七菜を主演に大抜てきした挑戦作で、初回から視聴率1ケタが続いていたものの、徐々に評判を呼び、ラスト2話で2ケタに乗せた。
そして、4月からは川口主演の『着飾る恋には理由があって』がスタートするが、同作は『恋つづ』と同じく金子ありさ氏が脚本を担当。 着飾ることで自分の居場所を得ていたインフルエンサーのヒロイン・真柴くるみ(川口)が、 必要最小限のもので丁寧な暮らしを実現するミニマリストの藤野駿(横浜流星)らとのルームシェアを通じて、成長する様子を描くという。
「ここ最近の川口は、女優として絶好調。そのきっかけは、やはり大河でしょう。19年に麻薬取締法違反の疑いで逮捕・起訴された沢尻エリカの代役として、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』に帰蝶(濃姫)役として出演すると、その好演ぶりにファンが急増。昨年開設したYouTube チャンネル『川口春奈オフィシャル はーちゃんねる』も、登録者数120万人を突破するなど、注目を浴びています。今回のドラマでも、手堅く視聴率を稼いでくれるはずと、関係者らは期待しているようです」(同)
とはいえ、川口は、かつての主演ドラマ『夫のカノジョ』を大コケさせた過去がある。プレッシャーは感じていないのだろうか。
「『麒麟がくる』、また昨年10月期にヒロインとして出演した連ドラ『極主夫道』(日本テレビ系)は、確かに評判はよかったですが、彼女の主演作ではありませんからね。主演という肩書にそれ相応のプレッシャーを感じているはずですよ。それに、好調な枠の勢いを止めてはなるまいという重責もあるでしょう。ここで大コケしてしまっては、昨年から続くいい流れを断ち切ってしまいますから」(同)
しかしそれでも、業界関係者の間では、川口への期待感が勝っているようだ。
「大河ドラマ出演という実績を残したことで、単なる“可愛い女優”から脱却できたと見る向きが強い。特に女性ファンが増えたので、主な視聴者層が女性である『恋愛ドラマの主演』というのは、今まさに川口の人気を押し上げるのにもってこいの仕事といえます。30代に向けて、連ドラ主演級女優の確固たる地位を築くべく、事務所にはさらなる慎重な仕事選びが求められそうです」(同)
『夫のカノジョ』の悲劇から8年。くしくも同じTBSドラマで、汚名返上できるのか、期待して見守りたい。