なぜ日テレは「やたらと渡部建を復帰させたがる」のか? 『行列』謝罪SP出演説のウラ側
昨年6月、“多目的トイレ不倫”を報じられて以降、芸能活動を自粛しているお笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建。『ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!』の大みそか特番『笑ってはいけない大貧民GoToラスベガス』(日本テレビ系)で復帰するはずだったものの、結果的に収録済みの映像はお蔵入りに。
そんな中、3月5日発売の「週刊現代」(講談社)によると、日テレはゴールデンウィークに放送予定の『行列のできる法律相談所~謝罪3時間SP~』(仮題)に、渡部を出演させようとしているという。
渡部は、「週刊文春」(文藝春秋)のスクープにより、複数の女性との不倫関係が明らかに。これを受け、彼は当面の間、芸能活動を自粛すると発表し、公の場から姿を消した。そして昨年11月、渡部が『ガキ使』に出演することを一部スポーツ紙が報じると、『ワイドナショー』(フジテレビ系)でダウンタウン・松本人志がこの記事に言及。「収録の前にあれ(ネット記事)を出されて。知りたくなかったので、これはルール違反も甚だしいと思う」などと怒りをあらわにした。渡部は12月3日に会見を開いたが、同日に松本はTwitterで「あえて会見の前に。。。オレと渡部の共演は当分無いと思うよ~」と、コメント。実際に、『ガキ使』で渡部の登場シーンはカットされ、お蔵入りになってしまったのだ。
渡部はこの会見後も、本格復帰できておらず、いまだ休業状態。2月には東京の豊洲市場でアルバイトをしていると、一部スポーツ紙で近況が伝えられていた。一方、「現代」によれば、日テレサイドは「何とか渡部を復帰させよう」として、ゴールデンウィークの『行列』スペシャルへの参加を計画しているそうだ。もともと、渡部は『行列』のレギュラーを務めており、“古巣”での復帰は、自然な流れだと考えたのかもしれない。
しかし、ネット上では「日テレがやたらと渡部を復帰させたがるのはなぜ?」「日テレが渡部にこだわる理由は何?」「不倫が報じられて逃げたくせに、復帰はあり得ない! 日テレまで嫌いになりそう……」と、否定的な反応が目立っている。
「『行列』での復帰理由としてまず考えられるのは、昨年の『笑ってはいけない』で、渡部の出演シーンをお蔵入りにしたことの“みそぎ”説です。同特番での復帰が立ち消えになったのは、松本が怒ったからなど諸説ありましたが、実際のところは、会見で世間のバッシングが強まったことにより、日テレ側が断念したというのが真相。また、あの会見自体は、渡部の妻・佐々木希の所属事務所が強く要請したため、実行せざるを得なかったといいます。本来日テレは、会見を開かず、『行列』で渡部を復帰させ、その後の『笑ってはいけない』にもサプライズ出演させるといった展開を予定していたそうです。日テレからすれば、こうした計画を立ててはみたものの、結果的に渡部を振り回すだけになってしまった。こうした負い目から、どうしても同社の番組で復帰させてあげたいのでしょう」(スポーツ紙記者)
そして、もう一つの可能性は「使い勝手のいいタレントとして重宝されているから」(テレビ局関係者)だという。
「各局関係者とも、『ギャラは高いが安定感がある』と、渡部の実力を評価しているんです。基本的にギャラ以上の仕事はしませんが、与えられた役割を確実にこなしてくれるため、特に大型特番の企画会議では、MC候補として最初に名前が挙がるタレントなんですよ」(同)
とはいえ、3月2日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、渡部が『行列』からの出演オファーを断っていたと報じており、まだ本人の中では、復帰について迷っている部分があるのかもしれない。果たして本当に、ゴールデンウィークの『行列』特番で復帰を果たすのか、今後も見守っていきたい。