V6解散&森田剛退所、ジャニーズ“世代交代”が加速! 事務所は「次世代トップとしてKing&Prince以降のグループに焦点」か
ジャニーズ事務所は3月12日、公式サイト上でV6の解散と、メンバー・森田剛の退所を発表した。今年11月1日以降、坂本昌行、長野博、井ノ原快彦、三宅健、岡田准一は、引き続きジャニーズに所属し、個人で活動していくという。ネット上でファンから悲しみの声が続出している中、業界関係者の間では、加速する“ジャニーズの内部革新の行方”に注目が集まっているようだ。
「V6は1995年にCDデビューし、昨年11月1日で25周年を迎えました。90年代にデビューしたジャニーズといえば、91年デビューのSMAPが2016年に解散し、94年デビューのTOKIOは、今年3月をもってジャニーズの関連会社である『株式会社 TOKIO』に移り、長瀬智也はグループ脱退および芸能界からも引退することを発表しています。99年にデビューした嵐は、解散こそしていませんが、昨年末をもってグループ活動を休止。そんな中、V6も解散、そして森田の退所となり、事実上、90年代デビュー組で存続しているのは、かつて“無派閥”といわれたKinKi Kidsのみとなります」(テレビ局関係者)
SMAP解散騒動時、同グループの元チーフマネジャー・飯島三智氏と、当時のジャニーズ副社長・メリー喜多川氏やその娘・藤島ジュリー景子氏による“派閥問題”も大いに取り沙汰された。また、SMAP解散後の17年に退所した稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は、16年に事務所を退職していた飯島氏と合流し、「新しい地図」として再スタートを切ったが、メディア露出が激減したことから、世間からはジャニーズの“圧力”を疑う声も噴出。後に、ジャニーズは公正取引委員会(公取委)から“注意”を受けたことも明らかになった。
「以降、ジャニーズは“元ジャニーズ”の活動を露骨に妨害しなくなりました。今回、森田が退所を決断した背景には、これらの動きも確実に影響していると思われます。もともとV6は、SMAPと同じかそれ以上に解散説が根強いグループで、メンバー間の不仲や退所がウワサされていました。森田は俳優の道へ邁進するためにジャニーズからの離脱を選んだとみられますが、『ジャニーズを辞めても活動可能』であり、つまり『ジャニーズが退所者に圧力をかけて潰さなくなった』ということが大きいでしょう」(同)
一方でジャニーズは、19年に創業者のジャニー喜多川氏が亡くなった後、メリー氏が会長、ジュリー氏が社長に就任。さらに18年をもって表舞台から去った滝沢秀明が、副社長となって内部革新を続けているという。
「所属タレントに関しては、00年代以降にデビューしたKAT-TUN、関ジャニ∞、NEWS、Hey!Say!JUMP、Kis-My-Ft2、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWESTが“次世代のトップ”となり得るのですが、運営側はすでに、その後にデビューしたKing&PrinceやSnow Man、SixTONES、また今年以降デビューする予定のグループに焦点を合わせているといわれています」(レコード会社関係者)
King&Prince以前にデビューしたグループも、決して活躍する機会がないわけではないようだが……。
「“嵐の二番手”から脱却できない関ジャニ∞は脱退者が相次ぎ、KAT-TUNとNEWSも同じくメンバーの脱退により、グループ崩壊の危機に遭いました。Hey!Say!JUMPはジュリー氏に推されていた時期もありますが、そのチャンスを生かせなかった印象です。さらに、Kis-My-Ft2はやはり“飯島派”というバックボーンもあって、今の事務所ではトップにはなれず、Sexy Zone、A.B.C-Z、ジャニーズWESTに関しては、一部メンバー以外はまったく推されていない状況。ジャニーズが組織として、より可能性を感じる若手グループやタレントに力を入れるのは当然ですが、それ以外のグループのファンは置いてけぼりとなってしまいそうです」(同)
V6解散後、さらに加速するとみられる“世代交代”を、ジャニーズファンたちはどう受け止めるのだろうか。