私は「ママ友トラブル」をこうやって乗り越えた! 幼稚園の委員会が一緒の“上から目線ママ”に執着されて……
今や日常生活において、かかせないツールとなっているコミュニケーションアプリ「LINE」。かつては子どもの送迎時に、ママたちが立ち話をしているような光景が見かけられたが、時間に追われ忙しく過ごす共働き世帯が増えた今、ママたちのコミュニケーションの場は、LINEのグループチャットになっているという。そんな、ママたちの「グループチャット」から浮き彫りになった、彼女たちの悩みや、苦悩、気になる話題を覗いてみる。
春は、幼稚園や小学校などで委員や役員を務めているママたちの任期終了の時期。子どもがいると、誰しも委員会などの経験は避けられず、気が合わないママ友との付き合いも必要となってくるので、任務終了を目前に控え、「ああやっと終わる」と胸をなで下ろしているママも多いかもしれない。そんな委員活動の連絡手段として欠かせないのが、LINEのグループチャット。そこから見えたママ友たちの葛藤を紹介する。
幼稚園の委員会活動で知り合いが増えたけれど
優佳さん(38歳・仮名)は、都内にある幼稚園に6歳になる息子を通わせている。
「うちの周りは、ファミリー向けのマンションの建設ラッシュだったため、通園範囲に何園か幼稚園があったんです。息子が通っている幼稚園は、運動会での体操や、学習発表会のレベルの高さに惹かれて選びました」
優佳さんは、結婚を機にマンションを購入。もともとは地域に知り合いがいなかったが、幼稚園入園をきっかけにママ友ができたそうだ。
「同じクラスのママ友とは、グループチャットを作って“明日の持ち物はなんだっけ?”というような、日常会話をしています。子どもは楽しく通っているし、ママ友とも仲良くなったし、幼稚園に何の不満もなかったのですが、保護者の参加行事が多いので、行事の運営のために誰もが一度は委員をやらなければならないルールがあったんですよね……」
優佳さんは息子が年長の年に、「家庭教育学級委員会」の委員になった。一般にはあまり聞きなれない委員会だが、課外活動などを支援する重要なポジションを担っているという。
「子ども向けの防災教室などの企画発案から、告知、そして実際のイベントの開催の手伝い、園にイベント内容の報告まで全部行います。園だけではなく、地域の消防署や、商店街、小学校などと連携して行うイベントもあり、知り合いが増えましたね」