支払いに追われ、“ギャンブル感覚”のフリマアプリを卒業!? アプリ内パトロールをやめ節制も、まさかの浪費で赤字に!
――2年で1,300万円以上溶かし、現在借金は●00万円の“買い物狂い”のライターが、苦しくも楽しい「散財」の日々を綴ります。
最近、私の中で「買い物改革」が始まっております。今までは夜な夜な「何か、お得に買えるものはないか」とフリマアプリ内をパトロールし、掘り出し物を見つけては「おほー! これを買ったら絶対得だー!」と即購入する日々でした。しかし、実際に見て気に入らないことの多いこと、多いこと。その結果、気づけばあたいは「フリマアプリで購入したものを、さらに半額で即売りするババア」となってしまっていたのです。
だってだってだって!! 写真で見たイメージと違うものばっかりなんだもん!! いや、フリマアプリで商品を購入するに至っては「写真通り」でもだめなんです。なぜなら、購入するときには「うくく、これは○○万円ものお品! きっと商品はすんばらしいものに違いない!」と思っているのですから……。
今まではそんなギャンブル感覚を楽しんでおり、負ければ負けるほど、失ったものを取り戻すかのように買い物を続けていた私ですが、最近フリマアプリで購入した商品を見て、「うーん、今回のギャンブルは負けだなあ」と思った時に気付きました。「そもそも買い物にギャンブル性を持ち出すのってどうなんだ」と。
買い物といえば本来は、「うっわー! すっごい欲しー!」と思ったものを財布と相談しながら手に入れる行為ですよね? 定価の半額と言えど、実物を見たこともない得体の知れないものを高額で手に入れるってよく考えたら頭おかしくないですか。思い起こせば、まったくいらない30万のバッグを買ったり、40万の宝石のルースを買ったり……。
その結果、毎月毎月カードの払いに追われ、先月は110万支払いし、今月も80万用意せにゃならんと、心臓をバクバクさせながら仕事に打ち込む日々……って、あたしゃ、全世界バカ女選手権に出るための強化合宿でも行っているのか? 頭悪すぎるだろ!!!!
そんなわけで私、あんなにも密な関係だったフリマアプリをアンインストールしました。とりあえず毎日、夜な夜なパトロールするのはやめることにしたのです。買い物する手段がなくなった私は1週間ほど菩薩のような気分で過ごしました。
しかしね、それと同時に、働く意欲までごっそりなくなってしまったことに私は驚きました。マジでなにも思いつかない。なにも楽しいことがない。なにも企画が思いつかない。私の本業はクリエイターなので、面白いことを企画して提出しなきゃならんのですが、そのネタがまったく思いつかないのです。
これはいかん、と私は頭を抱えました。私にとって買い物ってーのは、ガソリンのようなものだったのね……。尻に火がついてないとあたしゃなにもできない女だったのね……。ただ買い物することをやめれば毎月貯金がざっくざく溜まり、うはうはになるかと思いましたが、気分は沈むばかり。買い物だ。買い物をしなければならない。しかしギャンブルであってもならねえ。