『グッとラック!』ひろゆき氏、長髪男子生徒の“教室出禁”に「本人の選択の問題」コメントで賛否
2月24日放送の『グッとラック!』(TBS系)で、長髪のために教室に入れなかったという男子中学生について取り上げられた。
埼玉県の公立学校に通う中学3年生のこの男子生徒は、音楽活動のため10歳から長髪にしていたが、中学校入学時、「男子の髪は襟足にかからないようにする」という校則により、教室に入ること禁じられたそう。教頭に根拠を聞くと「身だしなみとして昔からあるルールで、理由はわからない」と返され、やむなく学校に籍を置いたまま、髪形が自由なフリースクールに通うようになったという。
しかし、夏祭りで中学の友達と再会して、あらためて学校に行きたいと思うようになり、再度、学校側に交渉。すると2年生の2学期から「教室はダメだが保健室はいい」という許可を出される。校長からは、「髪の毛を切るのが嫌なら、校則がゆるい中学に引っ越せばいい」と直接言われたそうだが、昨年4月、生徒が3年生になると校長が交代。
すると髪を結ぶことを条件に、教室に入ることが許可され、今では仲間と学校生活を楽しく送っているという。
こうした事情について、MCを務める立川志らくは「前校長、それから教頭、保健室で勉強させていた教師たちは、はっきりいって教育者として失格者だと思いますね」とコメント。一方、水曜レギュラーとして出演していたネット掲示板「2ちゃんねる」の創設者で、現在フランス・パリに在住している実業家“ひろゆき”こと西村博之氏は、「別に髪の毛が長いのと音楽、まったく関係ないですよ」と、生徒側の事情に疑問を投げかけた。
さらに、「途中から校則が変わったんだったら彼も文句を言うべきだが、入る前から、そういう校則であることはわかってたわけじゃないですか」と述べ、「最初から別の学校に行く選択肢は彼側にあると思う」と主張。
「ひろゆき氏の言葉を聞いた、レギュラーの高橋知典弁護士は、『小学校、中学校に関しては基本的には学区制をとっている』と主張し、自分で学校を自由に選べないと反論しましたが、ひろゆき氏は『私立とか、いくらでも選択肢はある』『フリースクールに行ってるという話もあった』と応酬。志らくも、『家庭の環境もあるし、そのために引っ越すってのはバカバカしいでしょ、お金かけて』と言いましたが、ひろゆき氏は『いや、私立は引っ越さなくても行けますよ』、さらには『通信制でオンラインのところだったら、日本中どこに住んでいても申し込める』と反論していました」(芸能ライター)
その後、NON STYLE・井上裕介も「小学校から一緒に上がってきた友達と、一緒に学校行きたいというのもある」と話したが、ひろゆき氏はまったくひるむことなく「それは本人の選択の問題だと思う」とピシャリ。「(この男子生徒は)髪の毛と、友達と一緒に勉強するの、どっちを取るってなったときに、髪の毛を取ったわけじゃないですか」と返していた。
さらには、「『子どもが納得しなかったら、なんでもそれが通ること』がおかしい」と続け、「髪の毛染めたい、黒髪ヤダヤダ、納得しないと言ったって、それをOKにしていたら、授業中に『アメ食べたい』『(アメ禁止に)納得しない』と言えば、何でも通るっておかしくないですか?」と持論を展開。こうした同氏の見解に、「間違ってないと思う」「ひろゆきに完全同意。校則が嫌なら、そこに行かなきゃいい」という見方もあったが、「飴と髪の毛はまったく違う」「議論のすり替えはまさにお家芸……」といった声もあり、賛否分かれていた。
平日午前中というぼんやりしがちな朝の番組を、ピリッとしめる存在として、今後もひろゆき氏の発言に注目だ。
(村上春虎)