日本一緊張感がない酒場「白木屋」、モンテローザの象徴で“雑に酒を飲む”という至福! 居酒屋ブームの火付け役はいま……
酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、モンテローザの象徴的酒場、居楽屋「白木屋」で泥酔してきました。
モンテローザ10軒目:白木屋
白木屋は、1983年に東京・中野南口駅前に1号店をオープンし、93年には100号店を達成。モンテローザグループの起源となった居酒屋、否、“居楽屋”です。なんと、居酒屋の定番メニューである「鶏なんこつの唐揚げ」と「たこわさ」は、白木屋が発祥だそうです。
そんな居酒屋ブームの火付け役となった白木屋ですが、庶民から愛され求められていたのは一昔前。時代の移り変わりとともに磯丸水産や鳥貴族など、新しい酒場が登場してはブームになり、白木屋のチェーン居酒屋界での地位は下降の一途……。より安く、おいしいものを食べたいというコスパを重視する風潮を無視して、いまだに安いわけでもうまいわけでもない中途半端メニューで勝負しているのだから仕方ないのかもしれませんが。
白木屋のアルコール類は、一番搾り中ジョッキ398円(税抜、以下同)、レモンサワー420円、ウーロンハイなどの定番サワーが398円……と、大衆的な酒場にしては若干高め。雰囲気のいいおしゃれなお店なら文句言いませんが、鳥貴族の298円均一に慣れている現代人にとってはやや抵抗がある価格帯ではないでしょうか。
安さを求めるなら、ジムビームハイボール(298円)や、オリジナルむぎ焼酎白木屋(298円)を。この「白木屋」という焼酎は、ロック、水割り、炭酸割り、お湯割り……どの飲み方を選んでも同価格。タッチパネルで選べます。
複数で飲むならボトルを頼んだほうがお得。安いのは700mlで1,148円の鏡月ボトルですが、酔いたいなら鏡月よりアルコール度数が高く(25度)、720mlで1,698円の泡盛大神が手っ取り早そうです。
また、期間限定ではありますが、ポテトフライ食べ飲み放題というサービスが120分980円と破格。コスパを重視するならこのサービス一択かと……。また、3種類の唐揚げとハイボール食べ飲み放題も60分999円で開催されています。