【48都道府県ローカル調味料の旅】

長野のご当地ソウルフード「ねぎだれ」とは? おでんにかける万能ダレ、釜玉うどんにもおすすめ!

2021/02/18 19:00
MICHIKO(調味料ソムリエ)

――地元で愛され続ける、家庭料理の味。北海道から沖縄までそれぞれの地域でロングセラーを誇るローカルな商品を、調味料ソムリエ/野菜ソムリエ・MICHIKOさんが紹介していきます。

長野県民の味【ねぎだれ】

丸昌稲垣 信州飯田のねぎたれ 200g

 寒い冬、アツアツのおでんはかかせませんね。今回は、おでんにつけて食べるたれのお話です。信州飯田のソウルフード「ねぎだれ」。

 戦後、地元の居酒屋さんから広がったそうです。今ではお店でも家庭でも、当たり前にどんぶりに入ったねぎだれをスプーンですくい、おでんにかけていただきます。信州の方は、東京に出てきてコンビニでおでんを買った時に、「辛子つけますか?」と言われ、「それは何?」と思ったそうです。まさに、ご当地の味わいですね! 

 普通のおでんに、このねぎだれをかけるのですが、少し味が濃くなるのでは……と、心配になりますが、ネギの甘味が生きているせいか、まろやかなやさしい味、刻んだネギのシャキシャキ感がたまらないおいしさです。ネギがたっぷり入っているのがうれしいですね。いつものおでんが、ワンランクアップのおもてなしの味になります。主な原料は国産長ネギ、醤油、醸造酢などで、ネギの持つヌルッとしたトロミを生かした液状の仕上がりになっています。

【ねぎだれ】楽しむためのポイントレシピ

 サラダや湯豆腐、冷奴、卵ご飯にそのままかけても、納豆に入れればネギいらず、まぐろやかつおのお刺身に漬けておけば簡単どんぶりに、卵焼きにいれればネギいりのだし巻き卵に、白身魚やポークソテー、ハンバーグのトッピングに、和風パスタの味付けに、お鍋のたれにしてもおいしい。トロミがあるので何にでも絡みやすく、使い勝手は無限大! ネギと醤油の魅力を楽しむことができます。


【ねぎだれ】アレンジレシピ:コンビーフの釜玉うどん

 ボリュームとコクのあるコンピ―フをプラスしたやみつき間違いなしの釜玉うどん♪ 味付けは「ねぎだれ」だけ! うどんに具材をのせるだけなので、小腹が空いたときや夜食にもおススメ♪

【材 料】(1人分)
・うどん   1袋
・コンビーフ 1╱2缶
・卵黄    1個分
・きざみ海苔 適量
・レタス類  適量
・ねぎだれ  大さじ2


【作り方】
1.熱湯にうどんを入れ、2分ほど茹でて、水気を切る。
2.器に、温めたうどん、ほぐしたコンビーフと卵黄、きざみ海苔をのせ、レタスを添える。
3.ねぎだれをかける。
*冷凍うどんなら、電子レンジ(500w)で、3~4分加熱する。
*冷やしうどんにしても美味しい。

故郷を思い出すようなシンプルなパッケージデザイン、おしゃれなビンに入っているので、テーブル調味料としてもおススメです。これ1本あれば、あなたも料理上手に♪


MICHIKO(調味料ソムリエ)

MICHIKO(調味料ソムリエ)

調味料ソムリエ、野菜ソムリエ、カレーマイスター。食養生士・料理研究家・調味料研究家。「調味料選手権」審査委員長を務める。『KinKi Kidsのブンブブーン』(フジテレビ系)『教えてもらう前と後』(TBS系)ほか、テレビ出演多数。

美楽流

最終更新:2021/02/18 19:00
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