土屋太鳳&田中圭の映画『哀愁しんでれら』、初週10位の大苦戦! 「基本胸クソ」「鬱展開」で観客逃した!?
土屋太鳳と田中圭が共演する映画『哀愁しんでれら』が、2月5日から全国285館で公開された。同作は映画ランキング(全国週末興行成績・興行通信社提供)で初登場10位にランクインしたものの、マスコミ関係者からは「公開規模の割に苦しい出だし」と指摘されているようだ。
同作の主人公は、児童相談所に勤める真面目な女性・小春(土屋)。一晩で怒涛の不幸に襲われて全てを失った後、裕福な子持ちの開業医・大悟(田中)と出会って結婚したが、次第に運命の歯車が狂っていく……というサスペンス作品。これまでの土屋にはないイメージの“ワケあり女性”を演じ、新境地を開拓している。
「『土屋太鳳が一夜にして怒涛の不幸6連発』という派手な見出しを打ち、冒頭10分間の動画をネットで無料公開するなど、宣伝活動にも力を入れていたのですが、映画ファンの心にはあまり響かなかったようです。コロナ禍の影響で、精神的にも経済的にも追い詰められている人が多いこのご時世ですから、主人公がシンデレラストーリーの階段を転げ落ちる映画は、気が滅入るだけと思われ、敬遠されてしまったのかもしれません」(同)
SNS上には、実際の鑑賞者から「精神が安定してない時に行くと病む」「怒涛のスタートからの激病み結末だった」「基本胸クソだし鬱」といったコメントが寄せられており、「鬱展開の作品を『面白い』と思える人以外には、きつい映画なのでは」(同)という。
「見応えのある作品には仕上がっているようですが、後半、田中演じる大悟はヒールになっていくし、土屋演じる小春も狂気の人へと豹変してしまう。感情移入できるような登場人物もおらず、なかなか映画の世界に入り込めなかったという人も少なくないかもしれませんね。やはり、コロナ禍の今は、『哀愁しんでれら』のような鬱展開の作品より、菅田将暉と有村架純のダブル主演映画『花束みたいな恋をした』みたいな感情移入しやすいラブストーリーのほうがウケるのでしょう」(同)
土屋の熱のこもった演技は、このまま空振りに終わってしまうのか。