長瀬智也、「ドラマADを負傷させた」報道に「智也がするわけない」「全くの嘘」とプロレス関係者が怒りあらわ!
TOKIO・長瀬智也が主演を務める1月期の連続ドラマ『俺の家の話』(TBS系)。3月末をもってジャニーズ事務所を退所し、裏方に転身すると発表しているだけに、長瀬にとっては“最後の連ドラ主演作”という記念すべきドラマだ。そんな同作に関して、2月9日発売の「週刊女性」(主婦と生活社)は、長瀬が撮影中に「プロレス技でADを負傷させていた」と報道。ドラマ関係者らが記事の内容を真っ向から否定する事態となった。
同作の脚本は、これまで長瀬と『池袋ウエストゲートパーク』『タイガー&ドラゴン』『うぬぼれ刑事』(いずれもTBS系)でタッグを組んできた宮藤官九郎が担当。今作において長瀬は、ピークを過ぎたプロレスラーで、能楽の人間国宝である父(西田敏行)の介護と跡を継ぐことを決意し、実家に戻るという主人公・観山寿一を演じている。
「週刊女性」によると、1月下旬、撮影現場が騒然となるアクシデントが発生したという。
「プロレスシーンの撮影では、長瀬がADに技をかけ、カメラ映りなどをチェックしているとか。とあるADが長瀬からプロレス技をかけられた際に受け身をしっかり取れず、変な姿勢で着地。後にそのADが痛みを訴えたといいます。また、芸能プロ関係者の証言によれば、長瀬は歩けないADに肩を貸し、安全な場所まで移動していた……という“神対応”を見せていたそうです」(ジャニーズに詳しい記者)
なお、当該のADは「大事には至らなかった」とのことだが、TBSは同誌の取材に対し、「そのような事実はいっさいございません」と、コメント。また、撮影に参加するプロレスラーやスポーツライターからも、報道を否定する声が続出している。
「『週刊女性』発売前の2月8日、ニュースサイト『週刊女性PRIME』が同記事を配信したところ、主にプロレスを取材しているスポーツライター・須山浩継氏が『あれだけ多くの現役プロレスラーが収録現場にいるのに、まずADで技を試すなんてあり得ないと思う』『ネタ元はADと収録に協力しているプロレスラーの区別もつかない関わりの人の可能性が高い。ちなみにアタシが知る限りでは、あのドラマの収録に参加しているプロレスラーで、ここ数ヵ月で大きな怪我をした選手はいない』(9日)などと、Twitterで言及しました」(同)
DDTプロレスリング所属の渡瀬瑞基も、「絶対にありえません。なぜなら長瀬さんが初めてやる技は必ず自分が最初に受けています。テストも必ずレスラーが技を受けています。そして本番はどのプロレスシーンもスタントなしで全部本人達が演じています」と、ツイートしていた。
さらに、ガンバレ☆プロレス所属のプロレスラーで、『俺の家の話』にスーパー多摩自マン役で出演しているキャストの一人・勝村周一朗も、Twitterや自身のブログで報道内容を批判。勝村は長瀬の2つ年上で、同じ小学校に通っていた幼なじみであると、「女性セブン」(小学館、1月1日号)に伝えられたこともある人物だ。長瀬がジャニーズ事務所に入った後も交流は続いており、今回のドラマでもそばで支えているようだ。
勝村はTwitterで「こんなことあるわけない!!スタッフをリングにあげて技をかけることなんて絶対ない!そのために現場にガンプロやDDTからレスラーが何人も行ってるんだし。こんなウソの記事書いて誰が得するの?」と、怒りをあらわに。9日午後2時台にオフィシャルブログを更新し、記事について「全くの嘘です」と、反論した。撮影現場には長瀬ら役者陣よりも早く、「お手伝いのレスラーが何人も来ています」として、個人名を挙げて協力者を紹介。
その上で、「カメラのチェックで智也がADに技をかけるわけがありません!」「一からプロレスの練習をしてその痛みをわかっている智也が素人であるADに怪我の可能性のあることをするわけがないでしょ」と、長瀬を擁護。プロレスシーンを収録するまでの詳細な流れを記したうえで、「というわけで、智也がADを怪我させる場面など一度もないので変な記事を信じないように!!」と、読者に呼びかけていた。
「勝村のブログでは、長瀬との交流エピソードやプライベート写真をはじめ、プロレス練習時の写真も公開しており、仲の良さがうかがえます。2月8日付のブログによれば、昨年夏頃に長瀬は『無茶苦茶なことやりたい。いつか他の人がプロレスのドラマや映画を撮ろうと思ったときにこの作品を見て「これは無理だ」って思われるくらいのものを作りたい』と、意気込みを語っていたとか。体作りを含め、ドラマやプロレスと真剣に向き合う中で、『実はそんな智也でもけっこう心は折れてるんです』といった裏話も告白していました」(同)
ハードな練習を続けるうち、長瀬は「このドラマのためにどのくらい努力したかとか、こんな辛いことをしたとか人に言いたくない」「技とか形を真似するのは簡単なんだよね。でも俺は道場に魂の勉強に来てるんだ。レスラーがどういう思いで練習してるのかっていう気持ちの部分を」と、話していたという。また、スタントを使わないのは長瀬本人の意地なのだと、“多くは語らない主義”の本人に代わって、勝村が明かしていたのだった。
長瀬がこれだけ体を張り、熱心に取り組んでいる『俺の家の話』だが、残念ながら視聴率は右肩下がりだ。初回こそ11.5%(ビデオリサーチ調べ、関東地区/以下同)の2ケタでスタートするも、以降は9.7%、8.9%と、徐々にダウンしている。実質、引退作となるドラマだからこそ、数字面でも良い結果が出ることを願いたい。