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大阪府知事・吉村洋文氏は、謝れないリーダー!? 「まるでカッコつけの子ども」上西小百合が維新もろともぶった斬る!
2021/02/11 16:00
——「謝れないリーダー」の危険なところはどこにあるのでしょうか?
上西 間違っていても、そのまま進んでいってしまうところです。例えば大阪府民は、「9月には実用化」と言っていた新型コロナのワクチンを信じて待っていたわけですよね。マスコミもワクチンの件について、その後どうなったのかをしっかり追っていないんですが、吉村府知事は「すみません、できませんでした」と言うべきだったんじゃないかなと思ってしまいます。
でも、同時に「謝ったら全て許してもらえる」と思っている政治家も怖い。本来、謝罪とは、その後にどう改善されるかが大事であって、解決策や改善策がセットじゃないといけません。というか、「謝るようなことをしてはいけない」のが大事な点ではないでしょうか。吉村府知事は、謝らなければいけないポイントが多すぎる。
——謝罪の有無以前に、“そもそも”そうあるべきですよね。
上西 政治家だったら、石橋を叩いてばかりで、はっきりした政策を打ち出せないというのも問題ですが、ある程度は「人のお手本になって生きるんだ」と自分に言い聞かせ、慎重に行動をしなくちゃいけないと思います。吉村府知事はイソジン騒動にせよ、どうしてあそこまで突っ走ってしまうのか。結局のところ、府民に甘えてるんじゃないんですかね。
上西小百合(うえにし・さゆり)
1983年、大阪府生まれ。会社員を経て、第46回衆議院議員選挙に大阪7区(吹田市・摂津市)より立候補し、初当選を果たす。第47回衆議院議員選挙も同区にて2期目の当選。現在はテレビ・ラジオを中心にコメンテーター・タレントとして活躍中。
最終更新:2021/02/11 16:00