『とくダネ!』カズレーザー、西村経産相に「飲食店に感謝を表したほうが」とコメントで賛否……「その他の業種は?」の声も
『とくダネ!』(フジテレビ系)でコメンテーターを務めるメイプル超合金・カズレーザーが、1月26日の放送に出演。飲食店をめぐる発言に、賛否が分かれている。
昨日25日の新規感染者は東京で618人。1日の感染者数が700人を下回るのは、先月28日以来4週間ぶりのことだという。この結果について、西村康稔経済再生担当相が同じく昨日の会見で、「日々の数字で一喜一憂はしませんけれども、週単位で見ていきたい」とした上で、「ここで対策を緩めると、2週間後にまた増えるということになってしまうので、ぜひとも引き続きの対策をお願いしたい」と国民に呼び掛けた。
これを番組で紹介すると、カズレーザーは「数字だけで一喜一憂するべきではないという発言もありましたが」と断ったあと、「(時短営業に)協力していただいている飲食店の方々に感謝の念をはっきりと表したほうがいいと思います」とコメント。
2月7日までの期限とされる緊急事態宣言。感染源の一つとして、一番あおりを食っているといわれる飲食店は、時短営業でしのいでいる状況で、この宣言が延長しないとも限らない。
カズレーザーはそんな飲食店に寄り添った発言をしたようだが、ネットでは意外にも意見が分かれる形に。「カズレーザーさんの意見に全面賛成です」「そう思う! 議員や役人は気持ちがこもっていないですよね」と共感意見も見られるが、一方で「特定の業種に感謝をしろという風潮にはウンザリします」「政府に対して『飲食店に感謝しろ』って言うのは、なんかずれてる気がする」「感謝の言葉なら全国民に向けて言ってほしい」といった異論も見られる。さらには、「飲食店は支援金が出るのに対して、その他の業種にでは支援金がありません。飲食店だけに感謝の念が必要なのは差別ではないでしょうか」といった反発も。
ちなみに立川志らくも、昨日25日の『グッとラック!』(TBS系)で、二階俊博自民党幹事長が政府のコロナ対策は「十分か」とNHKの出演番組で聞かれた際に「いちいちそんなケチをつけるもんじゃない」と返したことについて、「何とかして我々が助けますからっていうメッセージ性がない」と批判していた。
いずれにしても、国民と政府の心のディスタンスはますます広がるばかりのようだ。
(後藤壮亮)