西野亮廣、映画『えんとつ町のプペル』動員100万人突破! 「信者ビジネス」炎上の逆風も……ファンがチケット追加購入?
2020年12月25日に公開したアニメ映画『えんとつ町のプペル』が、24日間で観客動員数100万人、興行収入14億円を突破(興行通信社調べ)したと報じられた。原作・脚本・製作総指揮を手がけたキングコング・西野亮廣が展開するチケット販売方法には、「信者ビジネス」「胡散臭い」という批判も噴出しているが、業界関係者は「まだまだ動員は伸びそう」と期待を寄せているようだ。
「16年に出版された絵本版『えんとつ町のプペル』(幻冬舎)は、すでに累計発行部数65万部超えを記録。アニメ映画版では、ゴミ人間・プペルの声を窪田正孝、煙突だらけで煙に覆われた“えんとつ町”で暮らすルビッチの声を芦田愛菜が担当しています」(映画誌ライター)
西野といえば、16年から運営しているオンラインサロン「西野亮廣エンタメ研究所」(当時は「おとぎ町商工会」)をめぐり、このところネット上で「サロン会員を食い物にしているのでは?」との疑惑が取り沙汰されていた。というのも、会員とみられる一般男性が、映画のシナリオ台本と前売りチケットを「80セットで23.6万円」の原価で仕入れ、利益を出せる値段で販売する権利を買ったものの、どのように売りさばくか悩んだ末、自分で映画を80回見ることにした……という経緯を、ネット上に公開。これが話題となり、「西野はこんなやり方でチケットをさばいてたのか」「西野だけは絶対に損しないシステム、えげつない」「サロン会員は“西野信者”だから、すっかり騙されてしまうんだよ」などと物議を醸したのだ。
「この件で“アンチ西野”のネットユーザーが増加し、映画自体もイメージダウンした印象でした。しかし、公開から1カ月たたずして動員100万人を突破したことを考えると、西野の炎上を知らない層や、そもそも西野が同作に携わっていることすら認識していない層も少なからず劇場に足を運んでいるのでしょう」(スポーツ紙記者)
さらに、西野が炎上していることにより、西野ファンもある意味“燃えている”ようで……。
「西野のサロン会員やファンたちは、かえって『助けなきゃ!』『支えなきゃ!』という心理が働き、映画の宣伝をしたり、チケットを追加購入したりしているようです。その結果、今後も動員数の増加に期待できるわけですが、これも西野の計算通り、“新しい形の炎上商法”なのだとしたら、感心せざるを得ません。ちなみに、西野は以前から『打倒ディズニー』を掲げており、映画『えんとつ町のプペル』には莫大な製作費を投入。昨年12月に出演した『あちこちオードリー~春日の店あいてますよ?~』(テレビ東京系)では『100万人動員しても赤字』と発言していたのですが、今後黒字にできるか要注目ですね」(同)
“ディズニー超え”を目指す西野の快進撃は、どこまで続くのか。