松坂桃李の黒歴史になるかも? 実写映画『モンハン』世界で苦戦、前評判散々で大コケ一直線か
俳優の松坂桃李が、ハリウッドで実写化された『映画 モンスターハンター』(3月26日日本公開)の日本語吹替版に、吹替えキャストとして参加している。松坂は大のゲーマーとしても知られ、本作の監督に対し「モンハン愛を感じる」と発言するなど、意気込みたっぷりに収録に臨んでいたというが、日本に先駆けて本作が公開中の各国では、現在予想外の大コケ中のようだ。
カプコンの同名人気ゲームを原案に、実写映画『バイオハザード』で知られるポール・W・S・アンダーソンが監督・脚本を務め、その妻ミラ・ジョヴォヴィッチやトニー・ジャーら、国際的人気スターが多数出演する本作。松坂はモンスターの狩猟を生業とするハンター(トニー・ジャー) の声を担当するという。アフレコでは、『モンハン』世界の“オリジナル言語”を全編アドリブで演じており、報道によると「まるでハンターが憑依したかのような熱演を披露」していたそうだ。
ネット上では、この起用について「松坂である必要はないのでは」といった冷ややかな声がみられるが、ある映画ライターも「松坂の怪演は、黒歴史化する可能性が十分ある」と分析する。
「本作は、劇中にアジア人や中国人を侮辱する表現があるとして、中国では公開中止になってしまいました。制作サイドとしては、アジア市場でのヒットを見越しての映画化だっただけに、最大市場であり、その興収もコロナ前の水準に回復している中国での公開中止は痛かったのではと思います。ただ、だからこそ、“表現と差別の問題”をもっとシビアに考えなければいけなかったはず。なお日本では、当該シーンはカットされて公開されるようですが、早くも不穏な空気が漂っています」( 同)
また、同作の興行は、本国でかなり苦戦しているようだ。
「約63億円もの製作費をかけて作られたという『映画 モンハン』ですが、12月18日~20日の全米ボックスオフィスランキングでは初登場首位を獲得したものの、興行収入は2億円余りで、この数字はかなり低調と伝えられている。現在の世界興収は約15億円となっています。また、すでに映画を見た海外の人たちからは、好評の声も聞こえてきますが、ある海外プロゲーマーが、鑑賞後、日本語で『モンハンの映画は…みんな、見ないでください』『見た中で最悪のビデオゲーム映画の1つです』などとツイートしたことから、日本国内では『映画 モンハン』はつまらないというイメージがファンの間に浸透してしまいました」(同)
これを受け、日本のネット掲示板では、公開前にもかかわらず、「なんで映画化したの?」「そもそも『モンハン』に物語など求めていない」「カプコン絡みの映画は全部ゴミ」といった冷ややかな声が並ぶ。これほど前評判が悪いと、日本での興行も低調に終わる可能性が高く、「松坂にとっては、出演者に名を連ねたことを忘れてほしいくらいの大コケ作品になってしまうかも」との指摘も。
『モンハン』ファンの松坂の熱演が、少しでも報われる結果に終わることを祈るばかりだ。