NHK大河『麒麟がくる』、視聴率13.6%に上昇! 吉田鋼太郎の“怪演”に「大河史上一番カッコいい」と絶賛の声
1月10日に第40話が放送された、NHK大河ドラマ『麒麟がくる』。長谷川博己演じる戦国武将・明智光秀を主人公にした同作だが、今回は俳優・吉田鋼太郎の“怪演”に注目が集まったようだ。
織田信長(染谷将太)の部下である松永久秀(吉田)は、大阪本願寺への侵攻の際に前線から離脱。その後、光秀が松永に離反した理由を問いただしたところ、信長が家筋を重んじて、筒井順慶(駿河太郎)に大和の守護を任せるのが許せないと不満を吐露する。松永は「わしにも意地がある」と、命の次に大切にしているという茶器・平蜘蛛を光秀に託し、本願寺側につくことを宣言する……という内容だった。
「その後、織田家の討伐軍により、居城の信貴山城に追い詰められた松永は、『げに何事も一炊の夢』との言葉を残し、居室に火を放った後に自刃。これらシーンについて、ネット上では『吉田鋼太郎の松永久秀、もう最高!』『大河史上一番カッコいい松永だった』『吉田さんの怪演が素晴らしい! 実質、松永久秀の回だった』など、絶賛の声が相次ぎました」(芸能ライター)
ほかにも、「いよいよクライマックスだね」「緊張感が増してきて目が離せない」といった感想も見受けられ、最終回に向けてさらに注目が集まっている。
「吉田の怪演が功を奏したのか、第40話の平均視聴率は13.6%(ビデオリサーチ調べ、関東地区。以下同)を記録し、前週の11.4%から2.2ポイント上昇。11月29日放送の第34話で13.6%を獲得してから、5話連続で視聴率が下落してしたため、吉田に“助けられた”形になったようです」(同)
視聴率が下がった一つの原因として、「脚本が破綻している」とネット上では指摘されている。
「作中には、史実に存在しないオリジナルキャラクター3人が、狂言回し的に登場しています。彼らが要所要所で登場するため、ネット上では放送開始当初から『オリキャラが邪魔』『史実と違うことやってるから、脚本がぐちゃぐちゃ』といった批判が寄せられていました。一方で、役者の演技に対しては、毎回好意的な意見が多く、『麒麟がくる』は出演者たちに支えられているといえるでしょう」(同)
不調の大河における“救世主”となった吉田が生んだ勢いを、最終回までキープできるだろうか?