水溜りボンド、フィッシャーズ、フワちゃん……テレビ出演で酷評された人気YouTuber
現在、多数の芸能人が公式チャンネルを開設し、“YouTube進出”は1つのトレンドになりつつある。普段とは違う等身大な姿や、スポンサーに縛られない自由な企画が見られるとあって、ネット上では好意的に受け止める声も多い。一方で、YouTuberが地上波のテレビ番組などへ出演する機会も急増しているが、世間からは厳しい意見が少なくないようだ。
昨年、テレビへの進出が目立ったYouTuberといえば、水溜りボンドのトミーとカンタ。2015年からYouTuberとして活動を開始し、ネット上で人気を博した2人は現在、テレビとラジオで冠番組を持っている。
「20年4月から、冠ラジオ番組『水溜りボンドのオールナイトニッポン0』(ニッポン放送)がスタート。YouTuberとして初めて、同番組のレギュラーパーソナリティを務めることになったほか、10月からはテレビ神奈川で冠番組『水溜りボンドの〇〇いくってよ』の放送が始まっています。勢いに乗っているように見える水溜りボンドですが、同30日にYouTubeへ投稿した『素直に思っていることをお話させてください。』という動画の中で、今月開催されるイベントのチケットが即完売しなかったことについて、トミーが『めちゃくちゃ悔しい』と吐露。テレビやラジオに進出したことによって、ファンに距離を感じさせてしまったのではないか、などと語っていました」(芸能ライター)
しかし、コメント欄では「2人とも調子乗ってない? 単純に人気が落ちてるんだよ」「テレビとかラジオに出て、自分たちが人気者だと勘違いしちゃったのかなあ……」などと、ファンから冷ややかな声が続出。また、「たまたまラジオを聞いたけど、正直面白くなかった。深夜ラジオのリスナーには受け入れられないだろうな」「水溜りボンドのファンだけど、YouTubeだから面白いのであって、テレビやラジオでは魅力が半減してる」「活動の幅を広げるのはすごいけど、本物のタレントと比べると一般人に見える」などと、彼らが出演するテレビやラジオについて、ネット上では厳しいコメントも多数見受けられる。
また、“ザ・ドリフターズ”を目標に掲げるYouTuberグループも、露出を増やしたことで批判を浴びているという。
「7人組YouTuberグループ・フィッシャーズは、昨年7月に放送されたトークバラエティ『メレンゲの気持ち』(日本テレビ系)に出演。中心メンバーのシルクロード、マサイ、ンダホのみの登場でしたが、ファンからは歓喜の声が上がっていました。番組でグループについて紹介していた際、シルクロードが『ザ・ドリフターズみたいな感じになりたいんです』と発言し、ネット上では『子どもたちにとっては、すでにドリフターズ的な存在だよ!』といった声もありましたが、『ドリフターズを甘く見てるでしょ?』『子どもには人気かもしれないけど、大人にはウケないよね』など、冷静な意見も少なくありませんでした」(同)
昨年8月には、メンバー全員で『ネプリーグSP』(フジテレビ系)に出演したが、ネット上では「大学のサークルみたいなノリで、見てて恥ずかしくなる」「『ネプリーグ』は好きなのに、フィッシャーズが面白くなくてチャンネル変えた」といった視聴者の声も。
すっかりテレビでおなじみの存在となり、“2020年の顔”ともいえるYouTuberも、やはり批判が絶えないようで……。
「もはや“タレント”と化したYouTuber・フワちゃんは、今やテレビで見ない日はないほどの人気者に。しかし、誰に対しても“タメ口”で接する彼女に対して、ネット上では『失礼すぎる』『常識知らずで見てて不快』といった否定的な意見も多い模様。また、フワちゃんをMCに起用したバラエティ『視聴者様に飼われたい!』(テレビ東京系)が、8月に2週連続で放送されると発表があった際には、『ハイテンションで落ち着きがないし、絶対MCに向いてない』『最近いろいろ出すぎじゃない? もう見飽きたよ……』などと、拒否反応を示す声もありました」(同)
ヒカキンやはじめしゃちょーといった大人気YouTuberですら、テレビやラジオでレギュラーを持っていない。この現状こそ、彼らの特異性を表しているのではないだろうか。