サイゾーウーマンカルチャーインタビュー「タキニ」で大荒れ、ジャニーズの課題 カルチャー インタビュー 滝沢秀明氏はSnow Man贔屓? 「タキニ問題」でスノスト、キンプリファン大荒れ……企業コンサルタントがジャニーズの戦略を斬る! 2021/01/01 18:00 サイゾーウーマン編集部 ジャニーズインタビューSnow Man タキニの代表格とされるSnow Man 2020年の大みそかをもって、嵐がついに活動休止を迎えた。トップグループを失ったジャニーズ事務所にとって、21年は変革の1年になるだろうが、同社副社長であり、子会社のジャニーズアイランド社長・滝沢秀明氏に対するファンの評価は、いまいち芳しくないようだ。 滝沢氏は昨年1月、SixTONESとSnow Manを合同シングル「Imitation Rain/D.D.」で同時デビューさせた。「ライバルがいるって最高だ」というキャッチコピーのもと、「SixTONES vs Snow Man」名義で公式ライバルの関係を強調し、双方ファンのCD購入を煽る作戦を展開したのだが、これが功を奏し、CDは初週売り上げ132.8万枚(オリコン調べ、以下同)という大記録を打ち立てた。しかし、この売り方はファンの間で物議を醸し、「心が疲れた」「相手のグループを敵視してしまう」「本人たちも望んでいないのでは」といった声が、ネット上で散見されるようになった。 また、最近では、滝沢氏のお気に入り「通称タキニ」の贔屓が目に余るという苦情も一部ジャニーズファンから相次いでいる。苦情の内容は、自身が名付け親であり、長年、舞台『滝沢歌舞伎』を作り上げてきたSnow Manに肩入れし、メディア露出をプッシュしているのではないかというもので、特にSixTONESファンや18年デビューのKing&Princeのファンが訴えているような状況。結果的に、SixTONESとSnow Manのファンの対立が激化、King&Princeファンもそこに参戦する構図が出来上がりつつある。 このような状況は、ジャニーズ事務所への不信感につながりかねないが、滝沢氏はファンとどう向き合っていくべきなのか――今回、企業コンサルタント・大関暁夫氏に企業マネジメントの観点から話を聞いた。 「VS売り」は戦略的にアリ、しかしふさわしくない ――滝沢氏がジャニーズアイランドの社長に就任して、2年が経過しようとしています。19年9月からはジャニーズ事務所の副社長にも就任し、20年はジャニーズJr.やSixTONES、Snow Manの売り出しに尽力してきましたが、ファンの間ではCD購入を煽る「VS売り」が物議を醸しました。 大関暁夫氏(以下、大関) 戦略としてはアリだと思います。ただ、ビジネスは“お客様あって”のものですから、消費者側の不評を買っているのであれば、やはり「ふさわしくなかった」といえるでしょうね。 ―― 一方で、滝沢氏は「お気に入りのSnow Manを贔屓しているのではないか」と、他グループのファンから指摘されています。ほかにも、地上波露出が増加傾向のA.B.C-Zの河合郁人、ジャニーズJr.ユニットのHiHi Jets、IMPACTorsの佐藤新などが贔屓され、推されているようだといわれているのです。これにより、ファン界隈に不穏な空気が漂っている印象もあるのですが……。 大関 ジャニー喜多川前社長の後を受けた滝沢さんは、現場を知るトップとして、彼なりに考えた戦略を展開していると思うのですが、ファンの支持が得られない最大の原因は、“まだ実績がないから”。ジャニーさんこそ、お気に入りのグループやタレントを贔屓していたでしょうが、それで大きな実績を残していたため、ファンの人たちにも「ジャニーさんが考えていることだから、それなりの理由があるのだろう」と納得感があった。しかし、滝沢さんはまだ実績がないだけに、戦略があったとしても、「好き嫌いで仕事している」「あり得ない」と見られてしまう。これは二代目の宿命でもあり、批判が集まるのはやむを得ないと思います。 ――確かにジャニーさんは、個人的な“スペオキ”を売り出しているのではといわれていました。 大関 滝沢さんが、もし「好き嫌い」だけで推していたとしても、「近い将来、彼らは必ずスターになる」と自信を持っているのなら、このまま突き進むのも一つの手でしょう。しかし、少しでも不安があるのなら、ファンの間に不協和音を起こさないよう、個人の「好き嫌い」は抑えるべきだと思います。そして、まずは何かしらの実績を作ることに注力するのが大切。実績こそが、リーダーの求心力を強める最大の武器ですから。 次のページ SixTONESとSnow Manの「ミリオン達成」は実績にはならない 123次のページ 楽天 【先着特典】Grandeur (初回盤B CD+DVD) (A5サイズクリアファイル(ナミダの海を越えて行けver.)) 関連記事 嵐の活動休止発表……企業コンサルタントが、ジャニーズグループ「15年寿命」説を提言滝沢秀明、ジャニーズを救うためにすべきこと……企業コンサルタントが「ジュリー氏との関係」に助言山下智久、英語力と俳優としての実力は? 英語発音指導士(R)と映画評論家に「ハリウッドで成功できるか」を問う!King&Prince・平野紫耀、“天然キャラ”は本物かビジネスか? 専門家がタブーに斬り込む!!A.B.C-Z河合郁人は「芸能界で革命的な存在」!? テレビ業界で評価される「ジャニーズものまね」「コメント力」とは