コラム
知られざる女子刑務所ライフ107

小学校校長もシャブで捕まる時代! 元女囚が振り返る「2020年薬物&刑務所の大事件」3選

2020/12/27 16:00
中野瑠美改め瑠壬(作家)

 覚醒剤の使用や密売などで逮捕起訴され、通算12年を塀の中で過ごした後、その経験を基にさまざまな活動を続ける中野瑠美さんが、女子刑務所の実態を語る「知られざる女子刑務所ライフ」シリーズ。

100回記念と清原和博のメディア復帰

 今年もあっという間に終わりですね。ずっと読んでいただき、まさかの連載100回も迎えて、読者の皆様と編集部の皆様には感謝しかありません。100回記念の質問もたくさんいただき、ほんまにありがとうございます。

 編集部から「今年の大事件を振り返ってください」とお題をいただきましたが、瑠美的にはまず100回記念(笑)と、清原和博さんのメディア復帰ですね。

 2016年に清原さんが覚醒剤の事件で逮捕された時は、自分のことは棚に上げてめっちゃショックでした。でも、執行猶予期間が満了した今年の6月あたりから、露出が増えてますよね。

 今ではツイッターとYouTubeの「清ちゃんスポーツ」もフォロワー数10万人を軽く超えてますしね。

 ちなみにツイッターアカウントの3、5、114の番号はわかります? 「3」は西武時代、「5」は巨人とオリックス時代の背番号ですが、「114」は留置場の「称呼番号」やそうです。ムショや拘置所、留置場では、名前ではなく(紛らわしいですが「呼称」ちゃいます)「称呼番号」で呼ばれるんですよ。

 キヨも留置場で「114番」と呼ばれて、便所スリッパ(脱走防止用)を履かされていたのかと思うと、かわいそうで涙が出ますが、今は活躍の機会も増えてきてるので、とてもうれしいです。

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