花田優一「来年は絶対に紅白に出る」宣言! 彼の「底の浅さ」と「へこたれなさ」が生きるテレビ番組とは?
靴の納期問題が解決したのか不明なまま、優一は画家としても活動を始め、個展を開く。さらに今年の秋に歌手デビューを果たした。『情報ライブ ミヤネ屋』(日本テレビ系)に出演し、「ボイストレーニングはしていない」としながらも、「一番はとりたいです。この人、歌手で成功したんだっていうのを、皆さんにわかってもらえるように」といい、『NHK紅白歌合戦』に出場したいと話していた。
ある演歌歌手が、『紅白歌合戦』に出場できれば、一流歌手の仲間入りができて、ギャラも上がると言っていた記憶があるが、その晴れ舞台のために、各事務所や歌手が、あらゆる意味でしのぎを削っていることは想像に難くない。そこへぽっと出の優一がそう簡単に参入できるわけはなく、今年、NHKからオファーはなかったようだ。
しかし、優一はオフィシャルブログに「来年は紅白に絶対に出る」と書いている。若いタレントで、このへこたれない感じを持っている人は今、ほとんどいないのではないか。
かつて、『バイキング』(フジテレビ系)に出演した優一は、「職人とはスポットライトが当たるべき職業。職人という精神論を伝えるために、靴というツールがあるだけ。僕がこの先、画家になったとしても、カバンを作り始めたとしても、靴を始めたときの思いと何も変わらないと、なるべく多くの人に知ってもらいたい」と、求められていない自分語りをしていた。これに、おぎやはぎ・矢作兼は「お父さんの気持ちがわかるもん。今みたいなことガンガン言われたら、『うるせぇから10年靴作れ!』と言いたくなる」と切り捨て、それを聞いた優一は爆笑していた。
こういうふうに、説教するオジサン・オバサン芸能人と優一を組み合わせてみたらどうだろうか。若者も年寄りも、説教する側される側、それぞれに対して「そうだそうだ」と肩入れできる応酬が期待できるかもしれない。
私は常々二世の子は、生きていくのが大変だと思っている。これまで味わってきた特権は、親の力であって、芸能界では、自分が結果を出せなければ、それを維持できないからだ。そんな中、知名度とハートの強さと底の浅さを持つ優一は「日本一、へこたれないオトコ」としてテレビ界で活躍できる気がしてならない。