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2020年、“大炎上”のその後――100日後に死ぬワニ、へずまりゅう、ゆづか姫は今

2020/12/30 13:00
増田家こみみ(ライター)

 今年、“迷惑系YouTuber”としてネット上でたびたび物議を醸したのが、「へずまりゅう」こと原田将大だ。もともと、人気YouTuberの元にアポなしで押しかけ、無理やり共演を迫る“凸動画”で話題を集めていたへずまは、5月29日に「お会計する前に刺身を喰らう!」という動画をYouTubeチャンネルに投稿(現在は削除)。タイトル通り、スーパーの店内で会計前の刺身を食べ、容器だけをレジに持っていくといった内容で、ネット上では「窃盗罪」を疑う声が続出。その後、7月11日に愛知県警岡崎署に逮捕され、へずまの名前が世に知れ渡ることとなった。

「7月17日には山口県の村岡嗣政知事が、逮捕前のへずまと接触した県民2人が新型コロナウイルスに感染したと公表。『なんてことをしてくれたのか』と憤る村岡知事の姿は情報番組などにも流され、批判の声がさらに大きくなりました。へずまは5月1日にも、大阪のアメリカ村にある衣料品店で購入したTシャツを『偽物』だと主張し、返品に対応するよう店員を恫喝する様子をYouTubeにアップしており、これが威力業務妨害と信用毀損容疑にあたるとして、10月16日に二度目の逮捕をされています」(同)

 へずまのYouTubeチャンネルはアカウントが削除されており、Twitterも7月の投稿で止まっている。メディアでもすっかり名前を聞かなくなったが、12月3日にへずまの「弟子」を名乗る人物が現れた。

「山口県警防府署は12月3日、自称YouTuberの川西康司容疑者を礼拝所不敬容疑で逮捕。墓地で卒塔婆(そとば)を振り回しながら奇声を発したり、墓石に土足で乗ったりと大暴れする動画をYouTubeに投稿(現在は削除)した川西容疑者は、“へずまりゅうの弟子”を名乗っており、過激な動画をたびたび投稿していたんです。これにより、再びへずまの名前が掘り起こされ、ネット上では『へずまをきっかけに、“逮捕されても目立てれば勝ち”みたいなYouTuberが増えたと思う』『罰則を強化するとか、もっと根本的な部分を変えないと、へずまのような人間はいなくならない』といった議論がなされていました」(同)

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