NHK大河『麒麟がくる』視聴率12.3%と伸び悩み……「オリキャラが邪魔」「脚本ぐちゃぐちゃ」の指摘も
長谷川博己が主演を務める、今年のNHK大河ドラマ『麒麟がくる』。「本能寺の変」を起こした明智光秀が主人公の本作だが、12月13日の平均視聴率は12.3%(関東地区、ビデオリサーチ調べ。以下同)と伸び悩んでおり、初回放送の19.1%に比べると、6ポイント以上も下落している。
「訣別」という題目がつけられたこの回では、室町幕府の将軍であり、織田信長(染谷将太)の庇護下にあった足利義昭(滝藤賢一)が、信長に反旗を翻すことに。義昭自ら明智光秀(長谷川)に織田家から離れ、味方につくよう説得するも、光秀はそれを拒否。室町幕府と袂を分かつシーンがクライマックスとなっていた。
「義昭が涙ぐみながら『信長から離れよ』と持ち掛けたものの、光秀はこれを悲痛な表情で『それはできませぬ』と拒否し、涙を流した後にその場から離れる……といった場面で、ネット上では長谷川と滝藤の熱演が話題に。『滝藤さんと長谷川さんの演技のぶつかり合い、素晴らしい!』『2人のやりとり、よすぎて何度も見てしまった……』『思いっきり引き込まれた。涙なしでは見られなかったです』などと、視聴者から絶賛の声が寄せられています」(芸能ライター)
一方で、作中に登場する“オリジナルキャラクター”に対して、不満を訴える声も絶えない。
「『麒麟がくる』には、医者の望月東庵(堺正章)、その助手の駒(門脇麦)、旅芸人一座の女座長である伊呂波太夫(尾野真千子)という、史実には存在しない架空の人物が狂言回し的に登場しています。しかも、彼らは序盤から出演シーンが多いため、以前から一部視聴者の間では『オリキャラいらない』『関係ない人が出すぎじゃない?』『オリキャラのエピソードを入れるぐらいなら、本筋を充実させて!』といった声が出ているんです」(同)
今回の放送にも東庵らは登場しており、ネット上で「話自体は面白いし、演技も圧巻だったけど、やっぱりオリキャラが邪魔」「東庵や駒の出てる時間がもったいない」「史実と違うことやってるから、脚本がぐちゃぐちゃになってきた気がする」との指摘も少なくない。
来年2月7日まで放送が続く『麒麟がくる』。このまま視聴率が下がり続ければ“1ケタ台”も見えてくるが、どこまで踏みとどまれるだろうか。