『幽遊白書』Netflix実写化、「莫大な制作費に期待」「マジで無理」と賛否両論! 好評の舞台版“キャスト続投”望む声も
90年代を代表する冨樫義博氏の大人気コミック『幽遊白書』(集英社)が、動画配信サービス・Netflixで実写化することが発表され、原作ファンの間で物議を醸している。
『幽遊白書』は、主人公・浦飯幽助が交通事故死を経て霊界探偵として復活するというファンタジーアドベンチャー。幽助は人間界や霊界の平和を守るため、ライバル的存在の同級生・桑原和真や、蔵馬と飛影といった妖怪仲間とともに凶悪な妖怪たちと戦っていく。原作では中学生だった幽助だが、今回の実写版では高校生の設定になるといい、キャストや監督はまだ発表されていない。
「実写版『幽遊白書』を製作するNetflixは、制作費が潤沢だといわれています。同社は、2019年に153億ドル(1兆6,830億円)を世界各国で制作するオリジナルコンテンツの制作費として投じており、これに対し、日本テレビやフジテレビ、TBSといった民放キー局の1社あたりの番組制作費は年間で1,000億円程度と伝えられている。アニメオタクと知られるタレント・中川翔子が、Twitterで『しがらみなく、潤沢に資金を使ってみんなが幸せになるような素晴らしいものにしてください絶対に!!!!』と反応しているように、Netflixの莫大な制作費によって、クオリティの高い作品が出来上がることに期待を寄せる人は少なくないようです」(芸能ライター)
一方、『幽遊白書』は人間界や魔界、霊界が舞台となった特殊な設定であることから、ネット上では「世界観を壊さないでほしい」「マジで無理!」「人間離れした異次元バトル漫画の実写化は無理だと思う」「実写だとシュールになりそう」など、実写化に否定的な声も少なからず見受けられるが……。
「実は『幽遊白書』は、昨年舞台化されており、今月にもその第2弾が、都内や大阪、京都で上演中。浦飯幽助役を崎山つばさ、桑原和真役を郷本直也、蔵馬役を鈴木拡樹、飛影役を橋本祥平が演じており、『キャラの再現度がすごい』『原作通り』と大好評なのです。Netflixによる実写化でも『ぜひ舞台版のキャストを使ってほしい』との声まであるほど。このように舞台版が好評を博しているだけに、Netflix版への目がさらに厳しくなる予感もありますね」(同)
莫大な制作費をかけたものの、酷評された実写作品は星の数ほどある。今後、キャストが発表されると、さらなる波紋を呼びそうなNetflix版『幽遊白書』だが、原作ファンを失望させるものにならないことを祈りたい。