「調味料選手権2020」、ベスト3を発表! 麻辣醤、姜葱醤の次にくるのは万能エスニック調味料?
コロナ禍の中、おうちごはんが増えたことで、手軽で便利なおいしい調味料への関心がますます高まっていますよね。今年話題になったものといえば、激辛系の「麻辣醤」や、業務用スーパーで売り切れ続出の「姜葱醤」などがありますが、来年以降に人気を集めそうな調味料は一体なんなのか? 一足先に、その傾向がわかるイベント「調味料選手権2020」が先日開催されました。
「調味料選手権」とは、調味料の魅力を社会に広めるために、調味料の日を記念して、一般社団法人「日本野菜ソムリエ協会」主催が開催している年に一度のイベント。11回目の今年は、全国各地から161品の調味料がエントリーされ、専門家による食味審査、最終審査、WEB投票、そしてECサイトによる販売数により、総合1~3位が決定しました。
激戦を戦い抜き、選ばれたベスト3の調味料とはいったい……? 調味料ソムリエのMICHIKO氏に、商品の解説とオススメの食べ方を聞いてきました。
総合1位:「LOVEPAKU」東京生まれの万能エスニック調味料
いろいろな料理に使えて、エスニックワールドを楽しむことができるという「『LOVEPAKU」』。東京生まれの万能エスニック調味料で、商品開発は「20年前にタイで出会ったおいしい料理」がきっかけだったそう。
完成したその味は、「長年、試行錯誤して作ったこだわりの味。国産原料にできるだけこだわり、生の野菜やハーブを加えて、手間暇かけて作られています。私たちの口に合うスパイシーだけどマイルド、レモングラスと生姜の爽やかな風味、野菜の旨みを持ち合わせた深みのある味わいです。特有のピリッとした辛さがアクセントになり、どんな料理にプラスしても、そのままトッピングしても、食べやすいですよ」(MICHIKO)
オススメの使い方:ご飯を炒めて加えればガバオライス風に、スープに加えればエスニック風スープに、お鍋のたれ、ドレッシングに加えても。パクチーを添えれば最高! 小皿にとって、食卓に並んでいる料理にちょこちょこつけて食べるのもおススメ。
総合2位:「桜坂観山荘のだし」料亭 桜坂観山荘の女将からの「お福わけ」
かつお節・いわし・焼あご・昆布・椎茸等の国産原料を使い、化学調味料、保存料は無添加の「桜坂観山荘のだし」。
「福岡の博多にある料亭・桜坂観山荘の女将が自宅で家族に食べさせるためにと開発した『だしパック』。色は優しく光を放つような淡く美しい黄金色、上品な味と香りをふんだんに楽しめます。だしを変えるだけで、いつものお味噌汁や料理がワンランクおいしくなったら、うれしいですね。子育てママや塩分も控えめなので、子育てママや幅広い年齢層の方にもおススメ!」(MICHIKO)。
オススメの使い方:お鍋が恋しくなる季節、手軽にだしパックをポンと入れて、おいしくホッコリと温まりましょう。
総合3位:「ハイサイペースト」タイ生まれのアジアン香味ペースト
タイで一般的に使われている調味料を日本人の舌に合うように改良を重ねた沖縄発の商品「ハイサイペースト」。その味わいは、「レモングラスの香り高さ、唐辛子の辛さがマッチして、かなりモダンなアジアンテイストに仕上がっています。濃厚で複雑なコクと旨みが、口いっぱいに広がります」(MICHIKO)。
オススメの使い方:うどんの汁に入れたり、お肉に漬けて焼いたり、蒸し野菜などにそのままつけても。万能調味料として、スープ、煮物、炒め物などいろいろな料理に使って、アジアンなエスニックの醍醐味を味わいましょう。