コラム
【連載】“買い物狂い” の散財日記 第63回
メルカリの“安物商品”には必ず裏がある! 2万で売られていた定価10万のベルトに泣く泣くはさみを入れたワケ
2020/11/15 19:00
数日後、家にベルトが届き、ウキウキで着けようとしたところ、悲劇は起きました。そのベルトは120cm以上長さがあり、6つあるベルト通しのすべてにベルトを通さなければならなかったのでした。留め具もけっこうギチギチで1個通すのだけでも大変……。それが6つ!!!! めんどくさ!!!!
先の購入者さんも、きっとベルトを試しにつけてみようとはしたのでしょう。そして「めんどくさ!!」と匙を投げたに違いない……。こんなベルト、おしっこが漏れそうなときにしていたらジ・エンドだよ。トイレに行った後も、ベルトを締めるのにもたついちゃって、外で待っている男性に「こいつ、大だな……」とか思われちゃいますよ!! うわ―――ん!!!!!!!!
悩んだ挙句、私はあるひとつの結論に至りました。このままでは使えない。タンスの肥やしになってしまう。それを防ぐためには、このベルトをより「実用的」にしなければいけないと。こ、こうなったらベルトをちょんぎってしまえ!!!!!!
私はブルブル震えながらハサミを手にしました。そして、思い切って入刀!! ジョギンッ!!!!
はあはあ……切った。切っちまった。えーと断面が肌色になっちゃったから……マジックペンで塗りつぶそう……。
そんなわけで10万円のイタリアのベルトは一瞬にして傷物となったのでした。もうこりゃ誰かに売れねえよ……へへ……。
しかし、いざ切ってみると、2~3つくらいしか留め具にベルトを留めなくて済むようになったので、だいぶ楽に使えるようになりました。よしよし。結果良ければすべてよし……。だけど、時を戻して、もしフリマアプリの購入画面まで戻れるとしたら……あたしはこのベルトを購入しないわ……?
最終更新:2020/11/15 19:04