どれも力作なのに

10月期“恋愛ドラマ”が軒並み大爆死! 『姉ちゃんの恋人』『この恋あたためますか』『リモラブ』『 恋する母たち』がコケたワケ

2020/11/14 11:00
サイゾーウーマン編集部
10月期恋愛ドラマが軒並み大爆死! 『姉ちゃんの恋人』『この恋あたためますか』『リモラブ』『 恋する母たち』がコケたワケの画像1
『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)公式サイトより

 この秋、プライム帯(午後7~11時)放送の連続ドラマが、周囲の予想に反し、期待を大きく裏切る結果となっている。各局ともに、この秋は旬のキャストを起用し、最近“復興の兆し”が見える恋愛ドラマに注力していたが、ふたを開けてみれば、『姉ちゃんの恋人』(フジテレビ系)『この恋あたためますか』(TBS系)『#リモラブ~ 普通の恋は邪道~』(日本テレビ系)『恋する母たち』(TBS 系)など、期待作が軒並み爆死している。

 ここ数年、“冬の時代”といわれ、各局で敬遠されてきた恋愛ドラマ。しかし、今年TBSが『恋はつづくよどこまでも』『私の家政夫ナギサさん』を続けてヒットさせ、またコロナ禍のステイホーム期間中、過去にヒットした恋愛ドラマの再放送が話題を呼ぶなど、徐々にトレンドに返り咲きそうな気配があった。そんな流れを受けるように、今期は数多くの恋愛ドラマが放送されることになったが、残念ながら視聴率はパッとしない。

「有村架純と林遣都という、キャリア、知名度、実力共に申し分ない人気キャストを起用した『姉ちゃんの恋人』は、突拍子もない相手に恋をした姉を、弟たちがヤキモキしながら見守る姿を描くというラブ&ホームコメディ。数字面でも大きな期待をかけられていましたが、初回は9.2%だったものの、第2話は6.2%と大幅下落、第3話は7.3%。この先2ケタに乗せるのは難しいかもしれません」(芸能ライター)

 一方、『この恋あたためますか』も、森七菜と中村倫也という旬なキャストを起用し、女性視聴者層にウケのいい「スイーツ」と「胸キュン要素」を多分に詰め込んだ内容で勝負してきたが、第1話の9.4%以後は、第2話9.1%、第3話8.4%、第4話8.3%と下降線をたどる。

 『リモラブ』は、主演の波瑠のほか、松下洸平、間宮祥太朗などが出演。主人公の産業医が、SNSで見知らぬ相手を好きになり、その相手は社内にいることがわかる……というストーリーだが、初回は8.7%で、その後は第2話8.0%、第3話8.1%、第4話7.5%、第5話8.1%と低空飛行。『恋する母たち』は、ほかの作品とは少しカラーが違い、熟年女性の不倫の恋にスポットを当てた作品だが、初回こそ10.5%と2ケタ発進だったものの、第2話7.4%、第3話7.8%と2話以降は1桁を推移している。


「『恋はつづくよどこまでも』『私の家政夫ナギサさん』はスマッシュヒットを飛ばしましたが、その影響からか、世間的にラブコメ作品はおなかいっぱいなのかもしれません。かつ、今期は恋愛ドラマが何作もあるので、レア感がなく、それぞれの作品を潰し合ってしまっているともいえますね。ライバルのいない別クールの放送であれば、もっと数字が取れていた可能性もありますが、来年は再び医療ドラマや刑事ドラマが幅を利かせるようになるかもしれません」 (同)

 “冬の時代”脱却はまだまだ難しいのだろうか。

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最終更新:2020/11/14 11:00
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