「目利きの銀次」、店名丸パク&中身は「磯丸水産」!? モンテローザの“厚顔無恥”酒場を楽しむコツ見つけました
酒飲みになにかと嘲笑されているモンテローザの素敵なところを、勝手に探求していく当連載。今回は、“浜焼き”などの漁師料理が名物の「漁港直送 目利きの銀次」で泥酔してきました。
モンテローザ5軒目:漁港直送 目利きの銀次
目利きの銀次は、2010年8月に1号店をオープン。卓上で客が自ら魚介類などを焼く“浜焼き”をはじめとする海鮮料理のチェーン居酒屋です。モンテローザ系列ですから、もちろん“ネタ元”が存在。生簀や水槽、トロ箱などを店内に配置する通称”トロ箱系居酒屋”のパイオニアである「磯丸水産」を模倣したと思われます。
また、目利きの銀次のパクリ元は磯丸水産だけではありません。なんと、沖縄県に「産地直送仲買人 目利きの銀次」という、全く同じ名前の居酒屋があるのです。沖縄の目利きの銀次を経営する、みたのクリエイトの田野治樹社長は、2010年に自身のTwitterでモンテローザに店名をパクられたことに対して「沖縄なめるなよ」と怒りを表明。
さらに2012年にもTwitterで、
「モンテローザさんの目利きの銀次と、弊社の目利きの銀次は、一切関係ありません。混同されること事態が、極めて迷惑です。うっすらとも同じと思われたくないので、お間違えのないように、よろしくお願いいたします」
と念押ししています。
あらゆる人気店を節操なくパクるのがモンテローザのやり方ですが、店名に関しては「月の雫」を「月の宴」、「塚田農場」を「山内農場」などと若干変えているのに、なぜ目利きの銀次だけは一字一句同じネーミングにしたのか? 沖縄の小規模なチェーン店だからと高をくくったのか…オープンから10年たった今でも平然と「目利きの銀次」を名乗り続け、店舗を拡大しています。
そんな厚顔無恥酒場、目利きの銀次。まずはアルコール類から良いところを探していこうと思います。