「完全に『ママ活』ですよね」バイト先の大学生とセックスする日々……子持ち女性が「1万円を渡し続けた」ワケ
子どもが中学生になった頃、夏樹さんは隣駅にあるファミレスでバイトを始めた。
「隣町といっても都心とは違いますから、地元と比べてガラッと人脈が変わります。私のことを知っている人はほとんどいませんでした。とにかく『地元』から離れたかったんです」
そこで夏樹さんは、一人のバイト大学生と出会う。後の「婚外恋愛」の相手だ。
「育児中で経験できなかった青春を、彼との出会いで一気に取り戻しました。見た目がとにかくタイプで……今で言うと竹内涼真みたいな身長が高くて笑顔がさわやかな人。こんな人と恋愛するのもよかったな、なんて思っていたら、ある日シフトが同じになった彼から『家まで送ってほしい』と言われたんです。当時彼は自転車、私は車通勤していて、バイトが終わると、大雨が降っていたんですね」
彼を自宅アパートまで送り届け、招かれるままに部屋に入った。ペットボトルのお茶を飲んで世間話をする流れで、自然と体の関係になった。
「ものすごくドキドキして、素敵な経験でした。それまでは、なんとなく軽い会話をする関係でしたが、好かれてはいるんだろうなと感じていて……夫への罪悪感は、まったくありません。とにかく彼との時間がキラキラしていて、幸せで、夫のことなんて考える隙がありませんでした」
それからも、夏樹さんはシフトが重なるたびに、彼との逢瀬を繰り返すようになる。
彼にお小遣いをあげるようになったのは、数回セックスをした後だった。
「彼は大学生でしたし、私は夫との関係は冷え切ってるとはいえ、共働きで金銭的には余裕がありましたから。彼と一度会うたびに1万円をあげていました。1カ月で5〜8万円くらいでしょうか。セックスをする時もありましたし、お茶だけでさよならする日もありました」
彼との関係は2年半続いたが、バイト先のファミレスが閉店したことがきっかけで、自然消滅してしまった。
「ちょうど子どもが多感な時期と重なって、時間を費やす対象を、子どもにシフトせざるを得ない状況になってしまったんです。そこへ来てバイト先の閉店だったので……彼からは何度か『会いたい』と連絡が来たけれど、私も子どものことで手一杯でしたし、うやむやに返事を返していたら、いつしか連絡がこなくなりました」