芸能
なんとも物議を醸しそうなドラマ

木村佳乃主演『恋する母たち』、有名人の不倫バッシング激化で「キャスティングに炎上しない工夫」も!? 

2020/10/23 16:50
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
『恋する母たち』(TBS系)公式サイトより

 柴門ふみ氏原作の人気コミック(小学館)を大石静氏脚本で映像化した金曜ドラマ『恋する母たち』(TBS系)が、10月23日に初回放送を迎える。同作は、恋に揺れるアラフォーの母親目線で、婚外恋愛を描くドラマ。有名人の不倫が大バッシングを浴びるこのご時世に、どこまで視聴者の共感を集めることができるのか、業界関係者らは放送前から熱い視線を送っているという。

 『恋する母たち』は、私立のエリート男子校に通う息子を持つ3人の母親たちを主人公に、それぞれの恋愛模様を女性側の目線から描く。木村佳乃、吉田羊、仲里依紗が恋に揺れる人妻を演じるほか、それぞれの夫役として、渋川清彦、おぎやはぎ・矢作兼、玉置玲央が、一方、恋のお相手役として、小泉孝太郎、磯村勇斗、阿部サダヲが出演する。

「過去には『昼顔〜平日午後3時の恋人たち〜』(フジテレビ系、2014年)や『あなたのことはそれほど』(TBS系、17年)に代表されるように、不倫をテーマにしたドラマが大ヒットすることは珍しくありませんでした。しかし、競泳の瀬戸大也選手やアンジャッシュ・渡部建、東出昌大など、大物有名人の不倫スキャンダルが相次いで勃発し、炎上が激化する中、『恋する母たち』が視聴者にどう受け止められるのかは未知数。今なら『フィクションだとしても不愉快』などと言われかねません」(テレビライター)

 しかしその半面、『恋する母たち』には、キャスティング面で“炎上回避”の工夫がなされていると、前出のテレビライターは指摘する。

「不倫をテーマにしたドラマに、私生活で夫婦の不和がささやかれている女優がキャスティングされると、それだけで炎上の火種になる。しかし、木村は、夫・東山紀之との不仲説を聞いたことがありませんし、加えて仕事と家庭を両立する良妻賢母のイメージも強く、好感度がとにかく高い女優。一方、仲も夫・中尾明慶とのおしどり夫婦ぶりがよく知られていますし、吉田は独身という立場です」(同)

 また、母親目線で不倫を描くことにより、最初から女性視聴者をターゲットに絞っている点には、ヒットの予感も感じさせるという。

「コロナ禍のステイホーム期間により、家庭内で夫と過ごす時間が増え、その振る舞いに不満を募らせる女性は案外多いと聞きます。そういった層に、『恋する母たち』は大いにウケるのでは。逆に懸念点としては、 恋のお相手の男性陣が、いまひとつ華のある俳優ではないところでしょう。恋愛ドラマでは、男性登場人物による“胸キュン”シーンが女性視聴者の間で話題となり、SNSが盛り上がることで結果的に視聴率につながるという展開も期待できるのですが、特に小泉と阿部がその対象になるかというと難しいかもしれませんね。地味な視聴率推移で終わってしまう可能性もなきにしもあらずだと思います」(同)

 SNSなどでは「不倫ドラマって何だかんだ人気だよね」などと期待を寄せる声が多数見受けられる一方、「見事にコケそう」「息子がいるという設定に、まず心が痛む」などネガティブな意見もちらほら。初回の視聴率が今から楽しみだ。

最終更新:2020/10/23 16:53
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