【エミー賞ドラマ7作品:あらすじ紹介】『ユーフォリア』絶賛の嵐、『ウォッチメン』11部門制覇、『シッツクリーク』ほか
アメリカの国民的“朝の情報番組”『ザ・モーニングショー』の舞台裏で繰り広げられる、セクハラやパワハラを痛烈に描いた話題作。
番組の看板男性キャスター、ミッチがある日、突然セクハラ問題で失脚する。長年ミッチと一緒に司会を務めてきた女性キャスターのアレックスは、ミッチに同情しつつも素早く自分を守る行動に出る。局の重役、番組プロデューサー、報道局長らの思惑が交錯する中、ネット上で「暴言の女王」として注目を集めていた地方キャスターのブラッドリーがミッチの後釜に抜擢される。男性社会をうまく渡り歩き地位を確立した“事なかれ主義”のアレックスだが、正義感が強く“革新を求める”ブラッドリーに影響を受け、引っ張られるようになっていく、という物語。
アレックス役にはジェニファー・アニストン、ブラッドリー役にはリース・ウィザースプーン、ミッチ役にはスティーヴ・カレルと、アメリカで大人気の役者たちがキャステイングされていることもあり、AppleTV+で配信される前から大きな話題となった。
今回のエミー賞では、報道局長を演じるビリー・クラダップが助演男優賞を受賞。
日本でもAppleTV+で配信中。
『オザークへようこそ』 【ドラマ部門】助演女優賞
麻薬組織のマネーロンダリングを引き受けた男が、資金洗浄先として選び家族で移住したアメリカ南部の田舎町で、子どもたちや妻を巻き込みながら闇落ちしていく、スリル溢れる犯罪ドラマ。
マーティは財務コンサルティング会社の共同経営者に資金を横領され、メキシコ麻薬組織のボスが大激怒。怒りを鎮めるため、ファイナンシャルプランナーのマーティは、ミズーリ州のオザークなら資金洗浄ができると提案し、妻子を連れて移住することになる。麻薬組織は共同経営者を殺害しており、家族を守るには決してヘマはできないマーティ。しかし、地元の犯罪を牛耳る一家やFBIにも狙われており、そう簡単にはいかない……という物語。
『ブレイキング・バッド』と類似点が多いということでも話題になった本作品は、Netflixで2017年7月から絶賛配信中だ。
今回のエミー賞では、オザークでマーティの右腕となる隣人のルース・ラングモア役を演じているジュリア・ガーナーが助演女優賞を受賞した。日本でもNetflixで配信中。