明石家さんま、SMAP楽曲を「歌えるのは木村だけ」発言に「巻き込むな」「がっかり」と批判と失望の声
10月10日放送のラジオ番組『MBSヤングタウン土曜日』(MBSラジオ)で、明石家さんまがプライベートでも親交のある木村拓哉にアドバイスを送ったエピソードをトーク。2016年のSMAP解散後、ソロアーティストとして活動を始める木村に「歌えるのはお前だけ」と、SMAPの名曲を歌うよう勧めたというが、この発言に対し、SMAPファンから批判的な声が上がっている。
木村の話題が出たのは、有名人の名言や珍言を取り上げるコーナー「名言珍言ゆとっtter」。「日経トレンディ 2020年11月号」(日経BP社)のラジオ特集で、木村が自身のラジオ『木村拓哉 Flow supported by GYAO!』(TOKYO FM系)に関して話す中、「番組に最初にゲストに来てくれたさんまさんが『オールドルーキーでええやろ。それが一番かっこええやろ』と言ってくれたことも大きかったですね」「あの人は要所要所で僕にスゴいいいパスを送ってくれる人」と、語っている部分を紹介した。これを受けてさんまは、
「(SMAPが)解散して、ピンになって。『歌、歌え』『僕、そんな気はないんです』って言うた時代やな。『曲出せ、お前』って。『ヒット曲誰も歌わない。もったいなさすぎるから、歌えるのはお前だけやろ』と。SMAPの名曲を。ほかの人は、もうね、事務所を離れたり。中居(正広)ももう辞めてしもうたから。ヒットした曲って、歌手だけのものじゃないと思うんですよ。ファンのものでもあるんでな。だから、『これは絶対に歌わなあかんぞ』って言って」
と、木村に贈った言葉を反芻。なお、木村は今年2月に行われたソロコンサート『TAKUYA KIMURA Live Tour 2020 Go with the Flow』で、「夜空ノムコウ」などSMAPの楽曲を歌唱したが、「俺は、もっともっと歌ってほしい、素直にな。やっぱ、SMAPの歌って聞きたいよな」と、SMAPの楽曲が埋もれてしまうことを懸念している様子。
ここで、『ヤングタウン土曜日』パーソナリティの村上ショージが「言わなかったんですか? 『お前が歌わんなら、ワシが歌うぞ』って」と尋ねると、「(共演した)ラジオでは言わなかったけど、普段は。飛行機の中では、『俺が歌ってもええのか?』」と、木村に確認したとか。すると、木村の口からは「それは滝沢と相談してください」と、ジャニーズ事務所副社長・滝沢秀明氏の名前が飛び出したそうだ。
「16年の解散騒動以降、さんまのSMAPに関する発言はたびたびファンの間で問題になっているんです。例えば同年8月にSMAPの解散が発表された後、さんまは『ヤングタウン土曜日』で、『まぁ、こうなるだろうとは思っていましたけど。俺は個人的には、これでいいと思いますね。ファンの方はね、解散は寂しいと思うけども。あのままの状態ではSMAPを続けても意味がなかったと思う』などと、コメント。こうした“持論”を口にするたび、さんまへの批判が飛び交っているんです」(ジャニーズに詳しい記者)
今回のラジオについても「さんまさん、それは違う。5人のハーモニーがあってこその楽曲なんだよ」「またさんまか……。木村くんを巻き込まないでほしい」「さんま、また反感買うようなことを……。木村くんが1人で歌っても、SMAPのようにはならない。5人のユニゾンがあっての名曲だから」と、否定的な反応が相次いでいる。
さんまは「歌えるのはお前だけやろ」と話しており、暗にジャニーズ事務所を退所した中居、稲垣吾郎、草なぎ剛、香取慎吾は“SMAPの歌を歌えない”と主張している形だが、「なぜ木村拓哉しかSMAPの曲を歌えないことを肯定してしまうのか……さんまにはガッカリ」「さんまさんくらい影響力のある人なら、『そんなルールはおかしい』と言ってほしかった」「木村くんだけ歌えたらそれでいいの? SMAPの歌は、SMAPのもの。さんまは余計なことしか言わない」「さんまは木村くんさえ良ければいいんだ。『SMAPのメンバーが誰も歌えないのはおかしい』と声を上げてくれたらいいのに」と、失望のコメントも上がっている。
こうしたさんまへの非難の声とは対照的に、木村のみを応援するファンは「『SMAPの歌をもっと聞きたい』という発言、ファンならうれしいのでは? さんまさんを叩くのは違う」「自称SMAPファンは、さんまさんと木村さんの絆すら知らないんだ。“節目で大切な言葉をくれる人”って言ってるのに」などと、さんまを擁護。木村を支持する人々にとって、さんまは特別な存在であり、SMAPファンに叩かれている現状は納得がいかないのだろう。
解散から4年がたとうとしているが、今もなおSMAPをめぐる発言で、一部ファンを不快な気分にさせているさんま。親友・木村とそのファンのためにも、もう少し配慮すべきなのかもしれない。