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木村拓哉、『教場』称賛も……明石家さんま“サプライズ出演”に「興醒め」「台無し」批判

2020/01/07 08:00
サイゾーウーマン編集部(@cyzowoman
さんまがいなくても問題ないでしょ?

 木村拓哉が主演を務めたスペシャルドラマ『フジテレビ開局60周年特別企画 教場』が2夜連続で放送され、1月4日の前編は15.3%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)、5日の後編も15.0%と高視聴率を記録。「映画レベルの重厚感があって面白かった」「キムタクの迫力がスゴくて、思っていた以上に良いドラマだった」と好意的な感想が多く上がっている中、“サプライズ出演”を果たした明石家さんまに批判が続出しているという。

 同ドラマはベストセラーとなった長岡弘樹氏の『教場』(小学館)シリーズが原作の大作エンターテインメント・ミステリー。警察学校を舞台に、木村は冷徹なカリスマ教官・風間公親を熱演。三浦翔平、工藤阿須加、川口春奈、林遣都、葵わかな、大島優子、関西ジャニーズJr.・なにわ男子の西畑大吾ら豪華キャストが顔を揃えたほか、義眼や白髪姿を含めてこれまでの木村にはないビジュアルの役柄が注目を集めていた。

「ドラマの放送を記念し、昨年12月からは、さんまと木村がダブル主演した2002年のドラマ『空から降る一億の星』を一挙オンエアーするなど、フジは『教場』の宣伝にかなり力を入れていた印象です。また、木村は年明け1月3日放送の『VS嵐2020 賀正 新春豪華3時間スペシャル』に番宣でゲスト出演し、同番組の後には木村主演映画『マスカレード・ホテル』(19年1月公開)も地上波で初放送されました。その結果、2日連続の『教場』はともに15%台をマークし、フジや主演の木村もホッと胸をなでおろしていることでしょう。視聴者の間でも評判が良く、続編を期待する声が上がっています」(ジャニーズに詳しい記者)

 そんな中、最も視聴者が落胆していた演出は、後編の終盤でさんまが登場したシーンだ。さんまは胸元に「神奈川県警察 POLICE」と刻印された制服に身を包み、警官役で同作に参加。警察学校を退校し、実家の旅館を継いだ枝元祐奈(富田望生)が女将として奮闘する様子を描いた場面で、「だいぶ板についてきたなぁ」(警官)「いえ、まだまだです」(枝元)「かまぼこ超えたで。小田原だけに。最初の頃は硬かったからやなぁ。笑顔もさまになって。ちょっと笑ってみ」(警官)「もう笑ってます」(枝元)「それ笑ってんの? あぁ、そうか。じゃあ、また」(警官)といったセリフのやりとりがあった。

 多くの視聴者にとって予想外のキャストだった上に、ドラマ出演者の俳優・和田正人も寝耳に水だったのようで、「さんまさんーーーーーっ!!し、知らなかった。昨年末の #空から降る一億の星 再放送にはこんなフリがあったのか」とTwitterに投稿。木村ファンや一般の視聴者からは、「最後のさんまさんは蛇足。フジの悪いところが最後に出た」「最後のさんまさんで台なし。世界観をぶっ壊されてしまった感が否めず、残念」「さんまさんがいるとコントっぽくなっちゃうから、いらなかった」「さんまはなんで出したんだろう。あれ、演技と言えない。頑張った生徒たちに失礼」という声がネット上に上がっている。


 木村とさんまといえば、プライベートでも親交のある間柄で、毎年1月1日の放送が恒例の特番『さんたく』(同)でもタッグを組んでいる。そうした関係の上で、さんまは『教場』に出たようだが、「木村くんとさんまさんをセットにするのはもうやめたら? 結構シラける」「木村さんと仲いいから出たんだろうけど、そこだけ残念」「木村さんがいい演技してるから、さんまは完全に邪魔。あの演出いらないし、興醒め」と、否定的なコメントも見られる。

 わずかに「枝元役の富田望生さんとさんまさんのシーン、とっても温かかった」といった好反応が見受けられたものの、ドラマの公式Twitterアカウントに対しても、「さんまさんの出演は残念でした」「正直言って最後のさんまさんで冷めました」「素晴らしい作品だと思ったからこそ、さんまさんが出た時のガッカリ感……」と、批判的なメッセージが寄せられている。

「さんまは木村主演映画『マスカレード・ホテル』の撮影中に自ら出演を志願し、エキストラとして参加しています。今回の『教場』も一瞬の後ろ姿などが映り込む程度で、セリフがなければもう少し非難の声は少なかったのかもしれませんね。ちなみに、今年元日の『さんタク』にて、さんまは『「教場」っていうドラマ、(放送)いつやったっけ、あれ? 4日・5日。忙しい中、ロケ行って。ほんっとに俺、忙しい……』と、口走っていたんです。以降のトークは音楽でかき消され、『やっぱりしゃべっちゃった明石家さんま』とのテロップが。物語の展開に関わるためか、木村はスタッフに『言っちゃってたけど、あそこ全部切って(カットして)ね。言っちゃいけないこと、全部今言ってるから』と、呼びかけていました。ドラマを見た木村ファンからは『トークが全カットだったわけがよくわかった』と、納得の声が出ています」(同)

 一体どういう経緯でさんまが“友情出演”する流れになったのか、あらためて裏話を聞ける機会に期待したい。


最終更新:2020/01/07 09:12
週刊朝日 2020年 1/17号【表紙:木村拓哉】 [雑誌]
いまの木村さんにさんまは足枷になるよ