千鳥効果で、TKO・木下隆行の復帰待望論高まるも……「YouTubeは閑古鳥」「素人レベル」のワケ
TKOの木下隆行が、9月20日に生配信された『チャンスの時間ABEMA 4周年&千鳥40歳4時間生放送で愛の4倍返しスペシャル!』(AbemaTV)に電撃出演。MC・千鳥とのやりとりで視聴者の爆笑をかっさらい、大好評を博した。一方で、松竹芸能退社後のメイン活動であるYouTubeチャンネル「木下プロダクション」は、閑古鳥が鳴いている状態のようで、「『チャンスの時間』出演の効果もまったく見られない」(芸能ライター)という。
木下は20日、同番組の目玉企画として行われたノブとツーショットインタビューの場に登場。「どんな質問にも、本気で全て真摯に答える」と真剣な表情でインタビューに応じた。だが、千鳥側は、木下相手に真面目なインタビューを敢行するつもりはゼロの様子。わざとピリついた空気を演出しつつ、スタジオでモニタリングしている大悟から届く指令のもと、盛大な“木下イジリ”が繰り広げられた。
のっけから、足元は映らないと思ったのか、サンダルを履いていた木下に対し、ノブが「サンダルで来たんですね。そういうところかもしれません」とチクリ。また、大悟の指示により、ノブがペットボトルに入ったお茶を飲み、「痛いだろうな……」とつぶやくなど、木下が松竹事務所を契約解除された要因である「後輩芸人へのペットボトル投げつけ事件」を彷彿とさせるボケを繰り出す場面もあった。さらに、木下が過去を振り返る局面で、わざとふざけたお面をつけるよう指示するも、手のひら返しで「まだふざけていい時期ではありません」と突き放すなど、「千鳥側は終始やりたい放題で木下をイジり倒し、木下は木下で絶妙な表情を見せるなど、見事なイジられっぷりでした」(同)という。
放送終了後、ネット上では「神回すぎる」「めちゃくちゃ面白い」「笑いすぎて死ぬ」「人生で一番笑った」と、同企画を絶賛する声が飛び交うことに。木下に対しても「早く帰って来てほしい」「騒動後も腐らずやって来たんだから、そろそろ報われてほしい」「本格復帰の足掛かりになった」など、愛あるコメントが多く見受けられた。
「千鳥は木下をイジりつつも、決してバカにしているわけではなく、ちゃんと愛を持って接していた印象でしたし、木下もそれをしっかりキャッチしていました。これを見て不快に思う視聴者は少ないと思います」(テレビライター)
だが、番組が好評だったからといって、これで途端に木下の株が急上昇することはなかった。
「木下が今年4月から始めたYouTubeチャンネルは、現在、登録者数が1.6万人弱、ここ最近の動画再生数も1〜2万程度と、知名度のある芸人としてはあるまじき低空飛行。素人レベルと言っていい数字です。『チャンスの時間』配信後も動画を更新していますが、その効果は数字には現れていません。木下だけの力で、このチャンネルを浮上させるのは難しいのでしょう。やはり、面白おかしく木下をイジることができる有能な芸人がいないと、木下の魅力は世間に伝わりにくいのだと思います」 (同)
それでも、『チャンスの時間』出演は、木下の今後に良い影響をもたらしそうだとの指摘もある。
「松竹退社後、芸能界から“腫れ物”扱いされていた木下ですが、千鳥のイジリによって笑いを取れたのはやはり大きい。今後、YouTubeでチャンネルを持つお笑い芸人や、人気YouTuberから、コラボ依頼が届く可能性は高いのでは。地上波のバラエティは、木下の起用に慎重でしょうが、芸人として活動の場を増やすチャンスを掴むきっかけにはなったと思います」(同)
木下は、これをきっかけに上昇気流に乗れるのだろうか。