酷評まみれの「Netflixドキュメンタリー」が第2弾配信へ! 「危険極まりない」「見なきゃいいだけ」と賛否両論
今年1月7日、ハリウッド女優のグウィネス・パルトロー(47)のドキュメンタリーシリーズ『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』が、Netflixで配信されると発表になった。同作では、グウィネスが運営する“意識高い系”ライフスタイルサイト「Goop」推奨の“心身ともに健康的な生き方”を紹介しており、“膣を連想させる絵のド真ん中に立って微笑む”予告画像と、「未体験の深さへ」というキャッチフレーズで、世間の度肝を抜いた。
その後、「Goop」で「私のアソコと同じ匂い」という名のキャンドルを販売し始めたことが大きな話題となり、番組では彼女が得意とする下ネタが炸裂するのではないかと注目されるように。
しかし、1月24日に配信が開始されると、「見るに堪えない」と酷評する声が多く上がった。90歳のオーガズム指導者が「自分の膣を愛して快感を得る法」を伝授するなど、エンターテインメント要素が高いエピソードもあったが、「幻覚剤を使った心理療法」や「寒冷地で自律神経を整える法」など、心身の健康に悩みを抱えている人たちをミスリードするような内容がほとんどで、「危険極まりない」と受け止める人が多かったからである。
世界中の注目は集めたものの、おそらくシーズン2は制作されないだろう。多くの視聴者がそう感じた『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』だが、Netflixはシーズン2を制作し配信するという決断を下した。
米大手業界誌「Variety」電子版が9月10日、報じた内容によると、『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』シーズン2は、シーズン1同様、1話30分/全6話で構成され、グウィネスが司会の一人として番組に登場。Goopの編集部門代表エリース・ローネンと、プロデューサーのショーナ・ミノプリオと共に製作総指揮も務める。
制作はまだスタートしておらず、配信日も未定だが、内容は「セックス、情交、女性の権利拡大に焦点を合わせる」とのことだ。
グウィネスが実践する、心身ともに健康な生き方や、性を楽しむ自由で開放的なライフスタイルに共感するGoop信者たちはこの報道に大喜びしたが、ネット上では「科学的証拠のないことばかり紹介して、大丈夫なの?」と懸念する声が続出。
「膣に入れておくと感度が増し、性的エネルギーが高まるだけでなくホルモンバランスも整い、生理不順が改善され、尿もれ防止になる」とうたった「Jade Egg(卵形のヒスイ)」を販売し、「科学的証拠のない効果を宣伝した」として14万5,000ドル(約1,500万円)の罰金支払いを命じられてからも、スピリチュアルで霊感商品まがいのものばかり販売している「Goop」は、消費者団体や医療従事者から強い批判を受けている。そんな「Goop」の「怪しげな療法や商品」を番組として配信するNetflixは「無責任だ」と憤りをあらわにする声が高まっている。
また、物議を醸す療法や思想を紹介するのが好きなグウィネスは、Goopが主催する「ザ・ウェルネス・サミット」に、予防接種反対派のパネリストを招いたこともあり、新型コロナウイルスが世界中で猛威を振るっているこのタイミングで、もし「ワクチン反対派の意見」が紹介されたらたまらないと心配する声も上がっている。
「Netflixは月額13ドル(スタンダードプラン/約1,400円※日本では1,200円)程度で、数多くの素晴らしい作品が見られるんだから文句は言えない。嫌なら見なきゃいいだけのことなんだから」「クソみたいな内容だけど、叩かれているほどクソじゃない」などと擁護する意見も飛び交っており、お祭り騒ぎとなっている『グウィネス・パルトローのグープ・ラボ』シーズン2配信報道。
シーズン2では、「Goopで関連グッズを販売している、SMプレイが紹介されるのでは!?」「昔、Goopで特集していたアナルセックスを紹介してほしい!」などと期待する声も上がっているが、果たしてシーズン1以上に過激な内容になるのだろうか? 今後のグウィネスの動向にも注目していきたい。