暮らし
【管理栄養士が厳選「ズボラ飯」のススメ】

セブン・ローソン・ファミマ、「酒のつまみ」ランキング! 300円以下で「コスパ最高」、ワインにも合う一品は?

2020/08/21 21:00
川村郁子(管理栄養士)
Wikipediaより

 「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。

ハイボールは太りにくいはホント?

 コロナ禍の影響で、仕事が終わってから飲みに行く……といった機会がめっきり減ってしまった人も多いのでは。逆に、自宅で晩酌を楽しむことが増えたかもしれませんが、ふと頭を過ぎるのが「こんな時間に飲んでて太らないかな?」だったりします。ということで今回は、カロリーと栄養バランスを考えた“晩酌おつまみ”を、大手コンビニ3社で徹底比較。管理栄養士の川村先生にランキング形式で発表してもらいました!

――まず、お酒の種類によって太りやすさは違うのでしょうか?

川村郁子先生(以下、川村) 正直に言ってしまえば、何を飲んでも飲みすぎれば太ります(笑)。蒸留酒は糖質が低いので、ウイスキーをベースにしたハイボールが「太りにくい」という印象があるかもしれませんが、100mlあたりのカロリー比較では、そこまで大きな差はありません。サントリーの3商品を例にしてみましょう。

・ハイボール「サントリー角ハイボール缶」  48kcal/100ml
・ビール「ザ・プレミアム・モルツ」  47kcal/100ml
・チューハイ「−196℃ ストロングゼロ<ダブルレモン>」 54kcal/100ml
(サントリー公式サイトより)

 大して変わりませんよね。なので、飲みたいお酒を選んでいいと思いますが、どれも飲みすぎれば太るので要注意。ヘルシーにお酒を楽しみたければ、おつまみの選び方を工夫して、適度に飲むことをおすすめします。

――おつまみを選ぶ時は、どのような点に気をつけるといいですか?

川村 唐揚げやフライドポテト、スナック菓子など、高脂肪なものってお酒と一緒に食べるとおいしいですし、居酒屋さんでも定番のおつまみメニューになっていますが、高頻度で食べると生活習慣病の原因になります。また、アルコールの分解には多くの栄養素を必要とするので、健康のためにもバランスを考慮し、不足しがちな栄養素を補えるおつまみを組み合わせましょう。

 例えば、消化の負担をなるべく減らし、肝臓の補修をするためには「たんぱく質」が必要。アルコールの分解で消耗してしまう「ビタミン」や「ミネラル」、血糖値の上昇を緩やかにする「食物繊維」を補えるようなおつまみがいいですね。

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