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“炎上系YouTuber”はもう限界? シバターの引退発表&即復帰に「そろそろ潮時」「終わりの始まり」の声

2020/08/21 15:10
増田家こみみ(ライター)

 8月14日、“炎上系YouTuber”のシバターが、自身のYouTubeメインチャンネル「PROWRESTLING SHIBATAR ZZ」を更新。「YouTuberいちぬ~けた!」と題した動画で、YouTuberとしての活動を引退すると宣言したが、3日後に撤回。賛否両論が飛び交っている。

「炎上系YouTuberとはその名の通り、ネット上で炎上しそうな動画をあえて投稿するYouTuberのこと。彼らに嫌悪感を示すネットユーザーは多い一方で、シバターはメインチャンネルの登録者数が100万人を超えており、人気YouTuberの一人でもあります。しかし、過激で挑発的な物言いが目立つことから、ネット上では『シバターの動画は見てて不快になる』『何がおもしろいんだかわからない』と、否定的な意見も少なくありません」(芸能ライター)

 シバターは動画の中で、引退を決めた理由の一つとして、YouTubeのコンプライアンスや規制が年々強まっていることを挙げていた。

「自身を取り巻く環境が『少しずつ変わっている』と感じているそうで、過激な動画を投稿しにくくなっているとも明かしました。ゴルフや釣り動画など、一般的なジャンルのYouTuberに転身することも考えたそうですが、『過激な動画で稼いだ知名度なんで、今さら安心安全な、クリーンな動画に移行するのはずるいんじゃないか』という思いから、過去を“清算”するための引退だと話しています。ネット上では『YouTubeがつまらなくなる』『どんなジャンルでもいいから続けてほしかった』と、シバターの引退を惜しむ声もありましたが、『引退はどうせウソ』『明日戻ってくるでしょ(笑)』と信じていない人のほうが圧倒的に多かったんです」(同)

 一方で、“炎上系YouTuber”というジャンルに限界を感じている様子のシバターに対し、「規制が厳しくなってきたり、芸能人が参入してきたり、最近はYouTubeも“終わりの始まり”って感じがする」「テレビみたいに、YouTubeもだんだん縛られてきてるよね。そろそろ潮時かな」「良くも悪くも知名度が上がって、好き勝手できないんだろうね。この辺で引退するのがいいと思います」といった共感のコメントも寄せられていた。 

「しかし、シバターは3日後の17日に『夏休み終了しました!【復活】』と題した動画を公開し、YouTubeに復帰。引退宣言をしたことで過去の動画再生数がアップし、収益も上がったなどと明かし、引退を撤回しました。意外にもネット上では『引退は寂しいと思ったから素直にうれしい』『ムカつくけどホッとした』と歓迎ムード。とはいえ、今回の一件でYouTubeの規制が厳しくなっていることや、炎上ネタは頭打ちだと感じている視聴者の存在が明らかになったため、撤回の判断が正しかったのかどうかは、微妙なところかもしれません」(同)

 このまま“炎上系”を貫くのか、クリーンなジャンルへ方向転換するのか……シバターの動向は、しばらく注目を集めそうだ。

増田家こみみ(ライター)

関東在住のフリーライター。広く浅く、時々沼に落ちるエンタメ好き。小学校では校内ニュースを集めた自作新聞を毎日発行。大人になった今は、酸いも甘いも噛み分けるホットな話題をお届けしたいと思います。

最終更新:2020/08/21 15:10
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