芸能
言わなきゃいけないこともあるけど

小島瑠璃子、声優・鈴村健一、水原希子……ネットでの誹謗中傷に苦言を呈し、反響を集めた有名人

2020/08/22 15:00
杜若菖蒲(ライター)
発言自体はその通りなんだけどね

 タレントの小島瑠璃子が、8月10日にTwitterを更新。SNS上での誹謗中傷について、「ただの想像で、ひとの人格や生き方まで非難するのは本当にもう終わりにして欲しい」と苦言を呈したことが、物議を醸している。

 8月3日発売の「週刊ポスト」(小学館)で、人気漫画『キングダム』(集英社)の作者・原泰久氏との交際が報じられた小島。のちに出演したラジオで交際を認めたところ、ネット上では“不倫略奪愛説”が浮上した。

「というのも、原氏は妻と3人の子どもがいることを公表しており、昨年夏ごろまでTwitterやインタビューで家族の話をしていたんです。一方で、離婚の時期については明らかにしていないため、小島との不倫、さらには略奪愛などと批判を浴びることになったというわけです。小島のツイートには『こじるり、負けないで!』『気にしなくて大丈夫ですよ。応援してます』といったリプライもありますが、『奥さんのこと傷つけたくせによく言うわ』『誹謗中傷がよくないのは確かだけど、あなたが言えることではない』と厳しい意見も見受けられます」(芸能ライター)

 小島のように、ネット上の誹謗中傷に対して苦言を呈した有名人はほかにもいる。

「人気声優の鈴村健一は、パーソナリティを務めるラジオ『ONE MORNING』(TOKYO FM、6月2日放送回)で、自身の経験を交えて語りました。『SNSの誹謗中傷』がトークテーマの中で、『表現の自由やSNSは匿名性だから伸びてきたという部分は確実にある』と前置きしつつ、『何をやってもいいという話になってしまうのではないか』と危惧。『「あいつ太ったな」というようなことがTwitterに書かれていたりすると、タレントの人は傷つくんですよね。僕も傷つきます』と話しています」(同)

 鈴村はさらに、自身は誹謗中傷をする人から「人と思われていないんだと思っています」「でも僕は人ですし、みなさんも当然人」とコメント。ネット上では「鈴村さんに同感です。匿名のSNSや掲示板は、人を攻撃するために作られたものではない」「端末に向かってると、その向こうに生身の人がいるって想像できない人も多いのかも」といった共感の声や、「鈴村さんのような売れっ子でも誹謗中傷を受けるのか……」「鈴村さんに文句言う人って、なんにでもクレームつけてそう」など、人気声優の鈴村が発言したからこそ響いた人もいたようだ。

 2016年6月放送の『ダウンタウンなう』(フジテレビ系)では、モデルの水原希子がSNS上で執拗な誹謗中傷を受けたと告白。

「SNSに寄せられるコメントについて聞かれた水原は、『中傷とか、いろんな嫌なことを毎日送ってくる人がいて……』と明かし、迷惑なユーザーはブロックしているものの、アカウントを変えて再び攻撃してくると被害を訴えていました。しかし、水原はSNSでの発言や、公開した写真が非難の的となることが多いため、ネット上では『誹謗中傷はやりすぎだけど、批判される理由は考えたほうがいい』『しょっちゅう炎上してるのは、紛れもなく自分のせいでしょ』『自分の投稿を見てから言って』といったツッコミが続出していました」(同)

 水原のケースはネット上で批判の声が目立つことになったが、連日にわたり執拗に中傷するユーザーに否があるのは明らかだろう。今後、ネットの匿名性や誹謗中傷対策はどう変化していくのだろうか。

杜若菖蒲(ライター)

幼い頃からワイドショーが好きで、15歳で「リポーター」と呼ばれていた。趣味はリサーチ、特技は妄想。自慢の“地獄耳”で、些細なゴシップも素早くキャッチします。

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最終更新:2020/08/22 15:00
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