コラム
“噂の女”神林広恵の女性週刊誌ぶった斬り!【第518回】
唐田えりかの「復帰」「復縁」の可能性を批判的に報じる「女性セブン」――芸能界の“差別的”体質
2020/08/11 21:00
それは「セブン」も同じだった。杏の近況に続いて掲載されている「セブン」の佐々木希の近況記事。“多目的トイレ不倫”などと揶揄された夫・渡部建の複数女性との不倫にもかかわらず、離婚はせず夫を支える決意をしたという佐々木を持ち上げまくっているからだ。
まずは、佐々木と渡部が子どもを挟んで手を握り合って散歩する写真が掲載され、「ドラマに出てくるような“幸せな夫婦”」と描写する。そして不倫発覚直後の“妻の謝罪コメント”をあらためて紹介、さらに騒動後もレギュラー番組に出ていたことを“覚悟”と評価する。そしてこんな“賛美”記述も。
「そんな“女の意地”を見せた佐々木には、仕事のオファーが殺到しているという」
もちろん、それぞれの夫婦で事情は違うが、なんだかね。不倫を許した妻を持ち上げ、毅然と対処すると当てこする。そして不倫相手の女性を徹底攻撃。
ついでに渡部の“多目的トイレ不倫”に比べ“マシ”というこれまた驚くべき理由で、東出にオファーが殺到するという芸能界。本当におかしな世界である。
広島、長崎の平和式典に出席した安倍晋三首相だが、先週、話題になったのがその健康不安説。安倍首相が吐血したとの報道があったが直後、菅義偉官房長官がそれを否定したという一件だ。そんな安倍首相について「セブン」が報じている。
「政府のコロナ対策はデタラメだらけ」
「総理は完全にやる気を失ったと思われて当然です」
「体力・気力も失われているようだ」
おっしゃる通りだが、こんなトップのもと、コロナという緊急事態に日本はどう立ち向かえばいいのか。不安しかない。
最終更新:2020/08/11 21:00