「丸亀製麺」「はなまるうどん」選ぶならどっち!? “夏限定”メニューのナンバー1を発表
「おいしいごはんが食べたい、でも自炊するのはめんどくさい!」そんなズボラ女子の救世主といえば、コンビニ・ファミレス・ファストフード! 毎日の食事をおいしく楽チンにするため、“お酒とおつまみ大好き”管理栄養士・川村郁子先生に、さまざまなテーマに合わせた「おすすめメニュー」を聞いちゃいます。
「丸亀製麺」「はなまるうどん」“夏限定”メニュー比較!
暑い日が続くと、どうしても食欲が落ちてしまう……そんな時でもツルッと食べられるのが、冷たい麺類! 大手うどんチェーン「丸亀製麺」「はなまるうどん」では、夏限定の冷たいうどんが登場しています。そこで今回は、管理栄養士の川村先生に、2店舗の夏限定メニューを栄養面から解説、比較してもらいました。
――まず、「冷たいうどん」と「温かいうどん」に栄養素の違いはありますか?
川村郁子先生(以下、川村) うどんで摂取できる栄養素は、炭水化物が多くを占めています。なので、温かいうどん(かけうどん)と冷たいうどん(冷やかけうどん)の栄養素の違いは、ほぼありません。
例えば、はなまるうどんの「かけうどん(小)」の場合、272.8kcal、タンパク質7.2g、脂質1.1g、食塩相当量4.2gですが、「冷やかけうどん」も、271.4ckal、タンパク質7.3g、脂質1g、食塩相当量4.5gで、大きな差はないんです。気分や季節に応じて、好きなほうを選ぶといいでしょう。
――では、丸亀製麺の夏限定メニュー「牛焼肉冷麺」(並:税別628円)の栄養バランスについて教えてください。焼肉、キムチ、ナムル、ゆで卵などがトッピングされいる一品ですね。
川村 うどんのみだと、タンパク質やビタミン、ミネラル類が不足しがちですが、焼肉やキムチ、ナムルを組み合わせて食べることで、それらが補えてバランスが整います。特に、ナムルのほうれん草で不足しがちなβカロテンが補えるところが◎。うどんのメニューで緑黄色野菜を補うのはなかなか難しく、通常メニューの場合は脂質の多いかき揚げなどをトッピングすることになってしまうので、ナムルはとても優秀だと言えます。
ただし、キムチや味のついた焼肉がトッピングされていますので、塩分が少し多くなることには注意しましょう。このメニューに辛味噌をプラスした「辛辛牛焼肉冷麺」も、基本的な栄養素は変わりませんが、辛味噌をプラスするため、さらに塩分が増えます。汗をたくさんかいた日などに選ぶのは問題ないかと思いますが、前後の食事で塩分を控えるなど、調整することをおすすめします。