コラム
仁科友里「女のための有名人深読み週報」

藤田ニコルの母、ギャラ交渉でオスカーと対立報道……芸能人生命を脅かす「危険な身内」に思うこと

2020/08/06 21:00
仁科友里(ライター)

 同じくギャルタレントのみちょぱの母も、結構危険なのではないかと私は見ている。売れっ子であるみちょぱは、『うちのガヤがすみません!』(日本テレビ系)で、母親に車をプレゼントしたことを明かしていた。「誕生日とかイベントは大切にしています。ママも自分が稼いでいることを知っているので、年を取っていくごとにどんどんねだるものが高くなってきた」と告白。このほかにも、『人生イロイロ超会議』(TBS系)で、みちょぱが一人暮らしを始めたら、母親が隣の部屋に住みだしたと話していた。母は娘がかわいくて仕方がないという意味で「いい話」なのかもしれないが、「娘を見張っている」とも言えるのではないだろうか。『しゃべくり007』(日本テレビ系)では、お母さんはみちょぱの付き人のような仕事をして、金銭管理も行っていると明かしていた。いやらしい言い方をすると、娘に食わせてもらった上に、娘の稼いだカネを自由にできるのである。「お母さんだから、任せて安心」と思うかもしれないが、身内だからこそ遠慮がなくて、こじれることもあるので注意する必要はあるだろう。

 「身内に任せること」が間違っている、と言いたいわけではない。聖子は所属事務所の社長など、経営を実父、実母、実兄と身内で固めていることで知られているが、金銭トラブルは聞いたことがない。単にラッキーだったのかもしれないが、聖子の父親が元公務員であるように「もともと違う仕事をきちんとしていて、特にカネに困っていない」ということも、プラスに働いていたのではないか。経済的に困窮していて、一発当てたい願望があると、どうしても芸能人の娘をあてにしまうと思うのだ。

 ニコルらギャルタレントは、おバカキャラをウリにする一方で、古い価値観……例えば年功序列とか男尊女卑にも適応力が高い印象がある。親孝行を重んじるのもその一つかもしれないが、どうかホドホドに。お金やタレント生命を大事にしてほしいと願ってやまない。

仁科友里(ライター)

1974年生まれ、フリーライター。2006年、自身のOL体験を元にしたエッセイ『もさ子の女たるもの』(宙出版)でデビュー。現在は、芸能人にまつわるコラムを週刊誌などで執筆中。気になるタレントは小島慶子。著書に『間違いだらけの婚活にサヨナラ!』(主婦と生活社)、『確実にモテる 世界一シンプルなホメる技術』(アスペクト)。

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最終更新:2020/08/06 21:00
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