「元極妻」芳子姐さんのつぶやき85

神戸山口組から山健組が分裂! 元極妻が考える2つの「五代目山健組」の行方

2020/08/02 16:00
待田芳子(作家)

今後は新たな合流、離脱も?

「近々、(離脱した側の)山健組はこっち(六代目山口組)に戻ってくる。そういう話ができている。だから、応援してやってくれよ」

 すでにこういうウワサが出回っていることも報道されています。真偽のほどはわかりませんが、中田浩司組長の「復帰工作」は以前から指摘されてきたことではありますね。でも、中田組長は去年8月に六代目山口組の中核組織である弘道会系の組員を銃撃したことで逮捕・起訴されていますから、復帰は難しいんじゃないですかねえ。仮に復帰したくても、弘道会は受け入れるんでしょうか?

 そもそも今回の離脱騒動は、勾留・接禁中の中田組長ときちんと連絡ができていなかったこともモメる要因だったと聞いています。わざとなのか、心配のあまりなのか、いろんなウワサが飛び交って、記者さんたちも大変ですね。

「本当は、コウベ(神戸山口組)はひとつでいたいはず。だが、最近はシノギが厳しいから、みんな自分のことしか考えられない。昔みたいな一枚岩には戻れないだろう」とオットの元兄弟分が教えてくれました。まあ一枚岩といっても、山口組の「看板」でそれぞれがシノギをしてきただけで、全員が仲良しということではないですよね。

 ネットなどでは、「このまま『井上派』からさらに離脱者が出て、神戸山口組自体がなくなる」とか、無責任なウワサはさらに増えているようです。こういうデマは「誰得」なんでしょうかね? 警察だって、団体がひとつ減れば予算もそれだけ減るんですから、本当はうれしくないはずです。新たな合流や離脱は、まだまだ収まりそうにありません。


待田芳子(作家)

待田芳子(作家)

今は亡き某指定組織の三次団体幹部の妻。夫とは死別。本名・出身地もろもろ非公開。自他共に認める癒やし系。著書に『極姐2.0 旦那の真珠は痛いだけ』(徳間書店)がある。

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最終更新:2020/08/02 16:00
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