清原和博、酒井法子、槇原敬之……逮捕後に復帰するも賛否両論の有名人
元プロ野球選手の清原和博が、7月28日放送の『ザ!世界仰天ニュース 2時間スペシャル』(日本テレビ系)に出演。2016年に覚醒剤取締法違反で有罪判決を受け、先月15日に執行猶予期間が満了してから初のゴールデン出演を果たすも、ネット上では賛否両論となった。
「同番組では、本人への取材と自著『薬物依存症』(文藝春秋)をもとに、薬物との壮絶な闘いをドラマで完全再現。その中で、保釈後に引きこもり生活を送っていたことや、薬物の大量摂取による重度の後遺症からうつ病を発症、自殺まで考えたと告白しています。更生までの道のりを感動的に伝えつつ、薬物の恐ろしさを訴えていました」(芸能ライター)
清原の出演にネット上では、「薬物に手を出したことは許されないけど、これからまた頑張ってほしい」「悲惨な経験を世の中に伝えていくことは大切。清原にはその使命があると思う」と応援の声が上がる一方で、「芸能界に戻ってまた薬に手を出さないか心配」「過去の栄光を持ち上げすぎでは? そういうのがプレッシャーになると思う」など、清原のメディア出演に慎重な意見も見られた。
「歌手の酒井法子も、09年に覚せい剤取締法違反で逮捕され、メディア復帰した芸能人の一人。10年12月にはTBS系の情報番組『情報7days ニュースキャスター』にVTR出演し、これが逮捕後初のテレビ出演となりました。以降、舞台やディナーショーなどに出演しつつ、19年3月には音楽バラエティ番組『THE カラオケ★バトル』(テレビ東京系)に出演。自身の代表曲『碧いうさぎ』(95年発売)を11年ぶりにテレビで披露し、『ブランクを感じさせない歌声、さすが!』『またこの名曲を歌う酒井さんが見れてよかった』と、ネット上で反響を集めました」(同)
一方で、一部のネットユーザーからは「こうやって何事もなく復帰する人を見ると、芸能界は甘いなって思う」「コンサートやディナーショーは勝手にしたらいいけど、さすがにテレビでは見たくなかった」といった、冷ややかな声も寄せられていた。
7月21日、覚醒剤取締法違反(所持)などの罪に問われた歌手の槇原敬之被告の初公判が、東京地裁で開かれた。槇原被告は21年前の1999年にも、覚醒剤取締法違反の罪で執行猶予付きの有罪判決を受けている。
「一度目の逮捕後、2000年11月に音楽活動を再開し、デビュー20周年イヤーの10年元日にはベストアルバムを2枚同時リリース。順調に復帰している様子を見せていましたが、デビュー30周年となる今年、再び逮捕されることに。30周年を記念したコンサートツアーや、アルバム発売も予定されていたようで、槇原被告は裁判で『感謝の気持ちを込めてやろうと思っていたのに、自分のこんなことでできなくなった。本当に申し訳ないし、自分でも情けない』と、謝罪していたといいます」(同)
逮捕から復帰を果たすも、再び同じ過ちを犯してしまった槇原被告。ネット上では「やはり薬物は怖いと感じる。しっかり治療してほしい」「才能ある人だから、本当にもったいない」「30周年のプレッシャーがあったのかな……三度目の逮捕だけはされないで」と心配する声が上がっていた。
自身の罪をつぐなっても、再び表舞台に立つことには、世間から賛否両論が飛び交う。それでも同じ過ちを繰り返さないと心底誓える人ならば、戻ってこられる場所のはずだが、薬物だけはそう簡単ではないようだ。